【試乗】MHEVに先進装備! 8年ぶりに生まれ変わった新型レンジローバー・イヴォーク (2/3ページ)

悪路の状況を確認できる画期的なカメラシステムも搭載

 新型イヴォークの新しさはそれだけにとどまらない。10インチのタッチスクリーンをふたつ設けた最新のインフォテイメントシステム、および、世界初のClearSightグラウンドビューを標準装備。時速30km/h以下で作動するClearSightグラウンドビューは、フロントグリル、両ドアミラーに設置されたカメラで撮影した映像を処理し、タッチスクリーン上に前輪とともに映し出し、フロント下180度の視覚を確保。段差のある路面や、オフロードの狭い悪路走行時の軌跡確認、日常では縁石との接触対策として機能する(映像処理時間のタイムラグあり)。イヴォーク

 さらに、日本車ではそう珍しくはないものの、ラゲッジに背の高い荷物を積み、後方視界が得られなくても、ルームミラーにカメラによる車両後方映像を映し出し、安全視界を確保できるClearSightインテリアリヤビューモニターもジャガー・ランドローバーとして初採用しているのだ。イヴォーク

 イヴォーク初採用の機能としては、オート/コンフォート/ダイナミック/エコ/草・砂利・雪/泥・わだち/砂地の7つのモードを選択できるテレインレスポンス2がある。ちなみに、日本ではほぼ利用しないと思われるが、最大渡河水深は、先代の500mmから600mmに高まっている。イヴォーク

 そうそう、イヴォークのようなプレミアムコンパクトSUVを手に入れれば、大きな荷物を積み、愛犬とともにアウトドアへ出掛ける機会も多いと思うが、新型のラゲッジスペースは容量の拡大だけでなく、後席が4:2:4分割になり、アレンジ性も格段によくなっている。ラゲッジルームの寸法は、実測で開口部地上高約75cm、開口幅約104cm、左右にレールが敷かれたフロアの通常奥行き約80cm、後席格納時フロア奥行き約144cm、フロア幅約104cm、最低天井高約70cmとなる。イヴォーク

 とくに愛犬家にとっては、ペットプロダクツの専用カタログが用意されるぐらいで、多彩なペットアクセサリーが揃う(ペットキャリア、ウオーターボウル、ポータブルシャワーシステム、キルティングロードスペースライナー、ペット用スロープ)。それだけでなく、後席中央部分のみ倒すことで、ラゲッジルームとリヤバンパーを汚れやキズから守る「キルティングロードスペースライナー」で覆われたラゲッジルームに乗った愛犬に、後席に吹き出し口もあるエアコンの風が届きやすく、キャビンの飼い主とのアイコンタクトもしやすく、より安全快適に乗っていられるメリットもある。イヴォーク

 今回、主に試乗したのは、646~821万円の価格レンジのなかでもっとも買い得感の強い、249馬力仕様のSE P250(646万円)である。装着タイヤはなんと、イヴォークのスタイリングを完結させる、迫力満点の大径235/50R20サイズで、OPで21インチの用意もあるというから驚きだ。イヴォーク

 運転席に乗り込めば、10インチのタッチスクリーンをふたつ設けた、最新のインフォテイメントシステムなどによる先進感、そしてレンジローバーならではの上質感たっぷりのインテリアに満足できる。Bピラーや天井がスエード調張りになっているところもさすがである。イヴォーク

 ところで、SE P250のシートはファブリック仕様だったが、体重65kgの筆者にとって、張りの強い本革シートよりはるかに快適かつ、適度な沈み込みによるホールド感あるものだった。また、後席から降車する際のシートサイドのたわみ量も大きく、スルリとスムースに降車ができた。シートサイドが硬いと、お尻を滑らすことができず、地面が遠く感じられるものなのだ。イヴォーク

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