【疑問】スポーツカーメーカーがこぞってSUVを出すわけとは? (1/2ページ)

SUVはブランドイメージを損なわず利益を追求しやすい

 日本に導入されたばかりのジャガーFペイスをはじめ、マセラティ・レヴァンテ、ベントレー・ベンティガなど、これまでラフロードのイメージが薄いスーパーカーメーカーがSUVを出している。

 さらに、ランボルギーニも、1980年代に登場させた「LM002」以来となるSUVであるランボルギーニ・ウルスを用意している。果たして、エキゾチックな魅力でブランドを高めてきたスーパーカーブランド、プレミアムブランドは、どうしてSUVを作り始めているのだろうか。

 そのヒントとなるのは、やはりジャガーFペイスの存在だ。ジャガーブランドを生み出しているのは、ジャガー・ランドローバー社である。つまり、同社はクロスカントリービークルのトップブランドといえる「ランドローバー」、「レンジローバー」を有している。

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 そのなかで、ジャガー・ブランドのSUVを用意するというのは、プレミアムブランドのSUVはクロカン4WDとはバッティングしないことを意味している。少なくとも、メーカーは食い合いすることはないと考えているはずだ。

 すでに世界的にSUVムーブメントが広がって久しい。スポーティなイメージを持つブランドがSUVを出したからといって、ブランドイメージを棄損することはない。

 さらにジャガー・ランドローバーの判断から想像するにクロカン4WDとユーザー層が異なる。であれば、高価格に設定しやすいSUVに進出しない手はない。

 通常のサルーンやクーペでは2WDがスタンダードになるが、SUVであれば4WDは前提となるため価格は上げられる。つまりメーカーの立場でいえば、利幅を大きくできるのだ。


山本晋也 SHINYA YAMAMOTO

自動車コラムニスト

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