「オラオラ顔」に次ぐトレンド! 最近「ツリ目」のクルマが増えているワケ (2/2ページ)

最近クルマはユニークさがないと注目が集まらない

 しかし、ユーザー側の常識も徐々に変化するし、メーカー側も冒険を始める。とくに近年は、自動車デザインは「鬼面人を驚かす」くらいのユニークさがないと、注目が集まらない。従来からの自動車ファンは常識に固執する傾向が強いけれど、逆に一般のユーザーは、適度に新しいものに飛びつく傾向がある。

 そして最近は、ツリ目のいかつい表情のクルマがウケている。いかついほうが周囲にナメられないし、乗っていて自分が強くなったような気分になれるから……だろうか。

ツリ目のクルマ

 そのツリ目を細くするとどうなるか? 攻撃性に加えて、シャープで先進的なイメージも付加できるのだ! NSXやレンジローバーイヴォーク、アウディのA6(マトリクスLED)あたりがその典型だろう。ツリ目のクルマ

 また、デリカD:5のように、ヘッドライトのように見えるツリ目のポジションランプ部分を細くする、というテもある。実際のランプはその下の「補助ランプかな?」と思える四角い部分(計18灯のLED)なので、それほどコストをかけずに、威圧感や未来感が得られるというわけだ。ツリ目のクルマ

 ただ、この流れもいつか必ず廃れる。イカツくて細い目のクルマばっかりになったら、飽きちゃって先進感もクソもなくなるから!


清水草一(永福ランプ) SHIMIZU SOUICHI

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愛車
フェラーリ328 GTS/ランボルギーニ ・カウンタック アニバーサリー/BMW 320d(先代)/ダイハツ・ハイゼットトラックジャンボ(90年製)
趣味
原稿を書くこと
好きな有名人
斉藤由貴、菊池桃子

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