いまどきのクルマの驚くべき中身! 窓の開け閉めも通信で行われる車内ネットワーク「CAN-BUS」とは (2/2ページ)

故障箇所が簡単にわかったり配線を減らせることで軽量化も可能に

 メリットはまず重たい銅を使用している配線の量が減らせるということ。今や当たり前になっているので比較はできないが、導入初期に開発者に聞いたところでは10kg以上は軽減されているだろうとのことだった。これはつまり、燃費の向上につながる。

CAN-BUS

 また、現在進化し続けている自動運転や安全装備などを高度かつファジーに制御するにはこのネットワーク化は欠かせない。各メーカーとも力を入れているつながるという点でも、端末的な存在である車両もネットワーク化されていないと実用化は難しいだろう。

 そのほか、故障診断や多車種への拡張性などのメリットもある。とくに故障診断はOBDIIのコネクターから呼びだせるのはご存じの方も多いと思うが、これも車内がネットワーク化されている恩恵のひとつだ。

CAN-BUS

 デメリットももちろんあって、ネットワークの不具合が車両全体に及んでしまうということ。複数の小さなコンピュータをつなげるのが特徴なので、コストもかかる。車種にもよるが30個ぐらい付いているのは当たり前だ。

CAN-BUS

 一見すると、電装品というのは各パーツの進化と思いがちだが、それを結ぶ部分も進化というか、まったく違うものになってしまっていると言っていい。

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