よくばりなSUV乗りを唸らせる! ヨコハマ「GEOLANDAR X-AT」のマルチすぎる完成度 (2/3ページ)

ゲリラ豪雨に見舞われた泥濘路でも十分なグリップを発揮

 試乗車はオン/オフ共にランドクルーザー・プラド。タイヤ以外はノーマルだが、さすがオフロードカスタム向けのタイヤと言うだけあり、ノーマルタイヤとは凛々しさと力強さが全然違う。

ジオランダー

 まずはオフロードでの試乗である。試乗ステージの浅間サーキット跡地はフラットダートと急坂/モーグルとバラエティに富んだコースで、思った以上に過酷なレイアウトの上に試乗直前にゲリラ豪雨に見舞われコースが一瞬にして泥ねい地に……。

ジオランダー

 普通のオフロードタイヤでも走りたくないヌタヌタの緩い路面の中での試乗となったが、印象的なのはドライバーズシートにいながらガッチリと路面を掴んでいるのがわかるくらいシッカリとしたトラクション性能が印象的だ。更にコース内には深く堀られた急勾配を降りて登る……と言う難所があり、試しに途中で止まって坂道発進を試してみたが、予想を裏切り何事もなく登れてしまった。じつは急勾配は4Lを使うように言われていたが、次の周回で4Hを試してみてもまったく問題なし。

ジオランダー

 泥濘地でのハンドリングは「さすがにアンダーしかでないでしょ?」と勘繰っていたが、無理は禁物ながらもセオリー通りのドライビングさえ心がければノーズはシッカリと行きたい方向に素直に向いてくれる。更に大きめの舵角までグリップが発揮してくれるで安心感は非常に高い。ちなみにテストなので2Hでも走ってみたが、グリップが高いので非力な2.7リッターガソリンのランクル・プラドではスライドすら起こらず(笑)。

ジオランダー

 見た目からすればこのオフロード性能は当たり前にも思えるが、オフロード志向のジオランダ―M/T G003とはグリップの考え方が異なりグリップは溝ではなくエッジで咬むメカニズムが採用されている。その理由はオンロード性能を両立させるためだ。

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