まもなく消費税10%に! 新車がギリギリ8%で買えるタイミングはいつまで? (2/2ページ)

小排気量のコンパクトカーは10%で買ったほうが安い可能性も

 納期が9月下旬から10月上旬になりそうな微妙な車種では、敢えて消費税率10%で見積書を作る販売会社もある。理由を尋ねると「8%から10%に高まると誰でも不愉快になるが、10%を想定していたのに8%で済めば、笑顔になれるでしょう」と説明した。

 そして2019年10月1日に消費税率が10%に高まると、自動車取得税が廃止されて環境性能割が導入され、これには1年限りの軽減措置が適用されて税率が下がる。自動車税も年額1000円から4500円の範囲で継続的に引き下げられる。

 これらの効果により、エンジン排気量が1.3リッター以下で価格が160万円以内の小型車なら、2019年10月1日以降に購入したほうが出費を抑えられる場合もある(軽自動車を除く)。

 販売店の在庫車なら2週間程度で納車できるが、もともと高価格車の用意は少ない。コンパクトカーの在庫車を急いで買うなら、自動車税などが下がる10月1日以降に、慎重に選んで購入する方が得策だろう。2019年10月下旬になると、東京モーターショーで次期フィットも披露されるから、参考にすると良いだろう。


渡辺陽一郎 WATANABE YOICHIRO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ポロ(2010年式)
趣味
13歳まで住んでいた関内駅近くの4階建てアパートでロケが行われた映画を集めること(夜霧よ今夜も有難う、霧笛が俺を呼んでいるなど)
好きな有名人
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