462馬力の俊足ツーリングワゴン! BMWアルピナB3ツーリングアルラッドが誕生

日本導入は2020年6月以降になる見通しだ

 アルピナ社のニューモデル「BMW ALPINA B3 Touring ALLRAD」がドイツ・フランクフルト・モーターショーにて発表された。

 BMW ALPINA B3 Touring ALLRADは、現行3シリーズツーリングをベースにパフォーマンスを向上させたモデル。パワートレインは最新世代の3L直6ツインターボエンジン(S58)を搭載。BMWとアルピナの両エンジニアによる開発協力のもと作り上げられ、340kW(462馬力)/5000-7000rpm、700N・m/3000-4250rpmというスポーツカー顔負けのパフォーマンスを見せる。巡航最高速度は300km/hに到達し、同クラス最速となるツーリングワゴンに仕立てられている。

 組み合わせるトランスミッションは、ZF社と共同開発したアルピナ・スウィッチ・トロニック付き8速スポーツATを採用。パドルシフトを用いれば、スポーティな走りも楽しむことが可能だ。ナビゲーションデータを活用し、ルートと交通状況をもとにした予測シフト操作も行われる。

 足まわりは、アルピナ・スポーツ・サスペンションを採用。アイバッハ製スプリングや大型スタビライザーを装着し、スポーティな走りを楽しむことが可能。コンフォートプラス/コンフォート/スポーツの3つの走行モードから最適な仕様を選べる。また、AWDはBMWのxDriveをベースにしている。トルクを前後に連続的かつ完全に可変配分する。トルク配分は走行モードに応じて最適調整されるが、ベースとなるBMWのベースモデルと比べても、ややリヤ寄りの駆動力配分となっている。これはアルピナ独自のセッティングとなる。

 足もとは、新開発の19インチアルミホイール「アルピナ・ダイナミック・ホイールセット」を装着。オプションとして20インチも用意されている。組み合わせるタイヤは、ピレリと共同開発したフロント265/35ZR19、リヤ265/35ZR19。プションホイール向けは、フロント255/30ZR20、リヤ265/30ZR20となる。

 エクステリアデザインもスポーティさを際立たせたアイテムが投入されている。フロントスポイラーの大型エアインテークには、ALPINAのロゴがあしらわれ、4本出しとなるアルピナスポーツツインエキゾーストシステムは、リヤビューを美しく見せる。また、中央に配置されている小型のディフューザーフィンが、ダイナミックな印象をプラスする。

 車体色は、アルピナブルーならびにアルピナグリーンの専用色に加え、ベースとなるBMW3シリーズ同様の車体色とインディビデュアルカラーも選択が可能だ。

 インテリアは、フロアマットやシートバックレストにメタルエンブレムを、アルピナドアシルプレートや製造番号を記したアルピナプロダクションプレートといった、伝統のディテールが与えられている。ステアリングはラヴァリナレザーを贅沢に用いた手仕上げとなっており、握り心地にこだわっている。ラゲッジルーム容量は、500〜1510Lと、実用性も兼ね備えた。

 気になる日本導入だが、ドイツ本国での生産開始が2020年1月以降。そして日本導入時期は2020年6月以降の予定となっている。日本仕様の詳細な発表は10月23日(水)、東京モーターショーのプレスデーにて。


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