踏み間違いの引き金になるとの意見も! アクセルよりもブレーキペダルが手前にある理由 (1/2ページ)

もともとペダルの段差はミスを防ぐためだった

 アクセルとブレーキのペダル踏み間違いは、自動車業界にとどまらず社会問題となっている。そもそも右足で踏み込むという同じような動作で、「進む」と「止まる」という真逆な操作をするという操作系を採用したことが問題の根源という見方もあるが、とくにブレーキについてはトラブル発生時に強い力で操作する必要がある。そのためには足で踏むという操作系を選ぶのは妥当といえるだろう。

 さて、ペダル踏み間違いの原因として「アクセルとブレーキペダルの段差があることが理由になっているのでは」という意見もあるという。「ブレーキを踏もうと慌てて右足で操作しようとしたときに、より踏みやすいアクセルを踏んでしまうのでは?」という指摘もあるという。

 もともとは踏み間違いをしないように段差をつけたという面もあるので、こうした指摘は無理筋にも思えるが、ではアクセルとブレーキペダルの段差がある理由というのは踏み間違い防止のためだけなのだろうか。

 冒頭で、トラブル発生時にブレーキペダルを強く踏む必要があると書いたが、現在の市販車においてほとんどのクルマが倍力装置付きのブレーキを採用している。そのためエンジンを切った状態では、まったくブレーキが効かないと感じるだろうし、クルマを停めるにはかなり奥まで踏み込む必要がある。通常で感じているブレーキペダルの倍近いストロークが必要になるのだ。つまり、ほとんど床にペダルがくっついてしまうくらいの力で踏み込む必要がある。


山本晋也 SHINYA YAMAMOTO

自動車コラムニスト

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