台風や豪雨の被害は人ごとじゃない! クルマが水没する恐れのあるときに憶えておくこと4つ (2/2ページ)

沈むとドアを開けるのが難しくなる!

3)ボディの半分ぐらい浸かると電装系がダメになる

 今や窓の上げ下げも、ロックも電子制御。もちろん電気は水に弱く、だいたい車高の半分ぐらいまで浸かると、電気系が不動になってしまう。そのままとどまるか脱出するかの判断は難しいこともあるが、いずれにしても車内は隔絶されているから大丈夫と思うのだけは避ける。まさか、自分は大丈夫だろうと進んで行くのが一番怖い。

4)ほぼ沈んでしまうとドアは開かない

 水圧というのは凄くて、沈んでしまうとドアを押し開けることは不可能なほど。もし開いたとしても一気に水が流れ込んでくる。普段着、そしてシートに座った状態から、的確な脱出はかなり難しい。

 とりあえず知っておいてほしい、4つの注意点を紹介したが、もっとも重要なのは最初の心理的なところ。水害、地震など、自分だけは大丈夫と思ったがゆえの被害拡大は多い。とくにクルマの場合は密室だけに、過信しがちなので、とにかく慎重になることが大切。災害時に慎重になりすぎて悪いことはないのだ。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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愛車
フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
趣味
レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
好きな有名人
遠藤ミチロウ、岡江久美子

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