取材班が嫉妬するほど豪華! 特典だらけのアルピーヌA110オーナーWEC観戦ツアーに密着 (1/2ページ)

決勝前の本コースを自らのA110で走行できるサプライズも!

 アルピーヌ・ジャポンは初のオーナー招待イベントを富士スピードウェイで行なった。2019-2020FIA世界耐久選手権 第2戦 富士6時間耐久レースに合わせて開催されたもので、「WEC観戦スペシャルツアー」と題し、先着20組という選ばれたオーナーが対象となった。今回、そんな特別なツアーに同行することができたのでリポートしていこう。

グランドスタンド近くに用意された招待オーナー専用駐車場には色とりどりのアルピーヌA110が集結しており、WEC観戦に来たモータースポーツ好きからも熱い視線を集めていた。これほどの数が集まる光景を目にするのは貴重である。

招待オーナーの特典のひとつであるピットウォークでは、シグナテックアルピーヌエルフチームのドライバー3人のサインや記念撮影をゲット。ちなみにピットに置いてあったレースマシンのカウルは1個約800万円だそうで、アルピーヌA110と近い価格で、オーナーたちはなんだか親近感(!?)がわいたそう。

そして急遽追加された特典がオーナーカーによるパレードラン。決勝前の20分間、コースをアルピーヌA110が独占するという特別なひとときだった。しかもFSWの本コースを6周も走ることができ、WEC決勝直前の観客は美しいアルピーヌA110が爽快なサウンドで走る姿にくぎ付けになっていた。

 特別なクルマでレース直前の国際コースを走れるのだから、オーナーだからこそ味わえる至福の瞬間だっただろう。筆者も助手席ながら、その空気を味わうことができた。しかも先頭はWECで使用されるセーフティーカー! レースファンなら誰もが憧れるシチュエーションではないだろうか。

WEC決勝レースはグランドスタンド上のプラチナルームにて観戦できるという特典も選ばれたオーナーならでは。ホームストレートを駆け抜けるマシンのサウンドを聞きながらゆったり観戦できる特別な空間だ。しかもクロワッサンやガレット、キッシュなどフランスらしい料理もランチで楽しめ、まさに至れりつくせり。レース観戦だけでなく、さまざまな楽しみが用意されており、オーナーたちの満足感が伝わってきた。6時間耐久という長丁場だが、ゆったりと観戦できたのも魅力のひとつだろう。

さらにサプライズだったのが、決勝レース中のピット招待。これはアルピーヌA110に乗るオーナーが来ているということで、チームが特別に声をかけてくれ実現したもの。レースでは1コーナーでスピンした車両と接触してタイヤをパンクしてしまうアクシデントがあったが、なんとそのタイミングでピット見学に訪れたある意味幸運なオーナーさんも! トラブルを華麗なピットワークでアシストしたメカニックの姿を間近で見られたのだから、幸せだろう。

WEC富士6時間耐久レースでのシグナテックアルピーヌエルフチームはLMP2クラス6位と、接触によるトラブルなどにより残念な戦績となってしまったが、集まったオーナーを興奮させる熱い走りを見せてくれた。アルピーヌのレース活動での挑戦は今後も続くので、これからも期待していきたい。

さて、今回の特別なツアーに参加したアルピーヌA110オーナーに話を聞くこともできたので、ここで紹介していこう。


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