カタログじゃ絶対わからない! クルマの購入前に確認しないと後悔する8つの盲点とは (2/2ページ)

利便性や走行性能、取り回しの良さなども実車に触れてみて欲しい

5)スマートフォンの置き場と充電機能

 今ではスマホを使っている人が多いけれど、車内の置き場、充電機能についてもピンキリだ。実際に自身のスマホがどこに置けるか、USBコンセントとの位置関係(もちろん、標準、オプションであるかないかも)をチェックしたい。意外にスマホのちょうどいい置き場のないクルマもあったりする。

6)ティッシュボックスの収納場所

 合わせて、花粉症の人は、ティッシュボックスをスマートに置ける(収納できる)場所の確認も必須。グローブボックスが、車検証&取説でいっぱいいっぱいのクルマがほとんどなのだ。デザインに凝ったインテリアを持つクルマの場合、収納が二の次になっていることがある。が、日産デイズのように、車検証入れが助手席側ドア内張り側に設けられ、グローブボックスをそっくり使え、ティッシュボックスをすっきり収納できるクルマもある。このあたりは、スズキ(のスペーシア系)を含め、軽自動車が親切だったりする。

7)走行性能

 また、走行性能に関しても、スペックこそ記載されているが、走りやすさとは別問題。とくに微低速のフレキシビリティは街中、駐車場内などで扱いやすさを大きく左右する。試乗の際、いきなりアクセルを大きく踏み込んで走らず、そろそろと走ってみたい。そこでギクシャクするクルマも少なくないのである。

8)静粛性

 最後の盲点は走行中の静かさ。高級車なら静粛性をカタログやサイトでアピールし、実際にも静かだったりするのだが、そうでないクラスのクルマはそもそも車内の静かさなど、カタログやサイトに記載なし。これはもう、実際に走り、エンジンをある程度回さないと分からない!

 もちろん、乗り心地に関しても、段差などでのショック、音、振動などをチェック。「乗り心地にこだわった」とカタログやサイトに記載されていても、それがどうかは個人の感覚次第。うたい文句をうのみにしてはならないのだ。

 クルマは高額な買い物だけに、カタログ情報だけで決めるのは、絶対によくない。自身にとって乗りにくい、使いにくい、快適じゃない盲点があるクルマだったとすれば、大きな後悔になる……!?


青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
趣味
スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

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