最大96段階の減衰力調整が可能! ブリッツから新たな車高調キットが登場

車内から自在に減衰力調整ができる!

 ブリッツは全長調整式のサスペンションキット「DAMPER ZZ-R SpecDSC Plus(ダンパーダブルゼットアール スペックDSCプラス)」を2020年1月予定で発売すると発表した。価格は20万7000円から(消費税別)。

 この商品は全長調整式のサスペンションと電子制御式の減衰力調整を組み合わせた車高調キット。既存の車高調キット「SpecDSC」を進化させ、新たにステッピングモーターとコントローラー、Gセンサーを搭載した。取り付け可能車種も国産のスポーツカー、ミニバン、セダン、SUV、コンパクトカー、軽自動車など幅広く対応する。

 従来品に比べて約20%小型化された新開発のバイポーラステッピングモーターによって、最大で96段階の細かな減衰力調整が車内から自在にコントロールできることが特徴だ。

 減衰力コントロール機能はスタンダードとアドバンスの2通りの制御モードから、好みにあった使い方ができる。スタンダードではシンプルな操作による切り替えが可能で、初めてDSCを使う人にオススメしている。アドバンスはより細かな設定を用意し、機能にこだわって使いたい人向けの上級モードとなっている。それぞれに10パターンの減衰力メモリーも可能だ。

 モーターの制御は従来の左右同時と4輪独立の方式に加えて、Gセンサーによるコントロールができる。加減速のGや旋回のGをもとに、あらかじめ設定した減衰力に自動調整する機能を新たに搭載した。これにより、Gの大きなコーナーでは減衰力を高めてロール感を抑えるといったきめ細やかな制御ができるなど、自由度を高めている。

 もちろん従来の車速連動制御も搭載する。車速信号の接続のほか、別売りのGPSセンサーキットを利用することで、より簡単に車速連動制御ができるようにした。

 さらにコントローラーを新たに開発し、2.5インチワイドのVA液晶を採用したことで視認性を高め、常に4輪の減衰力を表示する。また、ロータリースイッチを採用し、パターン切り替えなどの動作も容易にできるようにした。

 また、すでにDAMPER ZZ-Rを利用している人向けにはコントローラー・モニターと必要部品の車種別キットも設定する。さらにオプションのGPSセンサーキットを装着することで配線加工などが必要なく車速連動制御が可能となる。

 今回、新商品の発売を記念し、発売開始までの間に先行予約したユーザーを対象に、通常別売りとなる1万円(消費税別)のGPSセンサーキットをもれなくプレゼントする。GPSセンサーキットはGPSによって位置情報を取得し、車速情報に変換するためのユニット。減衰力の車速連動制御に必要な車速信号を配線することなく簡単に取り付け、利用できるオプションパーツとなっている。

 キャンペーンの対象となるのはDAMPER ZZ-R SpecDSC Plusの全品番と、SpecDSC Plusの車種別キットの全品番。期間中に注文した商品に同梱して発送する。

 また、2019年10月1日以降にDAMPER ZZ-Rを購入したユーザーを対象に後からSpecDSC Plusにアップデートができる車種別キットも設定。該当の車種別キットを購入するだけでコントローラーやモーターユニットのほか、車種に必要なアダプターキットも付属しており、簡単にアップグレードができる商品だ。

 価格は6万円(消費税別)からで車種によって異なる。また、一部の車種では付属のショックアブソーバーへの交換作業が必要となる。


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