オーナーでも知らない愛車の真実! アチコチに「隠れキャラ」を持つクルマ4選 (1/2ページ)

車名に由来するキャラクターや文字があちこちに隠されている

 男女問わず、「クルマってなんか苦手」という人がいる一方で、「クルマは家族」という感じで愛着を持って大切にしている人もいますよね。この差って、いったい何なんだろうと考えた時に、やっぱりクルマを「機械」や「道具」として見るだけに留まるか、それを超えて「一緒に走る相棒」という存在になるか、そこの違いかもしれないと思います。何かのきっかけで心をくすぐられたり、ときめいたりすると、だんだんと情が移って手放せなくなるというわけです。

 最近はカーシェアリングを利用する人も増えてきて、クルマを「所有しない」というコストや効率優先のドライな選択肢もあるわけですが、これからご紹介するクルマたちを見たら、どうでしょう。何気なくドアを開けたら、「えっ? こんなところに○○が!」と驚くこと必至の隠れキャラが仕込まれたクルマたち。

 車名に由来するキャラクターだったり、文字だったり、見つけたら思わずクスッと笑顔になって、誰かに話したくてたまらなくなること間違いなし。これなら、クルマが苦手と言っている人も、きっとキュンキュンきちゃうのではないでしょうか?

1)スズキ・ラパン

 ではまず、隠れキャラの宝庫ともいえるほどあちこちに仕込まれているのが、スズキ・ラパンです。2002年に誕生した初代から現行モデルで3代目となる、セミハイトタイプの軽自動車で、パステルカラーのボディやレトロな雑貨みたいなインパネなど、独特の世界観を持った人気モデルです。車名の「ラパン」とは、フランス語で「ウサギ」なんですね。ということで、運転席のドアを開けると、あらっ。下の方にウサギの型押しが! そしてサンバイザーを下げたら、そこにも!

 あとは、皆さんのお楽しみのためにネタバレは控えておきましょうね。もともとホッコリ癒しキャラのクルマではありますが、乗っているとチラッ、チラッとウサギちゃんが目に入ってきて、その度に笑顔になってしまうのでした。

 ちなみにラパンのデジタルメーターには、エンジン始動後などにアニメーションが流れる仕組みになっていて、私はたまたま七夕の日に試乗したら、「ほしにねがいを!」という言葉とともに七夕バージョンのアニメーションが表示されて嬉しくなってしまいました。こういうクルマと一緒なら、毎日小さなハッピーがあふれそうですね。

2)ジープ・レネゲード

 そしてお次は輸入車の隠れキャラキングといえば、ジープ・レネゲードです。ジープは4×4専門メーカーとして長い歴史を誇りますが、フロントマスクの丸目ヘッドライトと、「7スロットグリル」という縦に7本並んだエアインテークがアイコンなんですね。それをモチーフとしてイラストが、ドア内張りのスピーカーの部分やインパネなどにあしらってあったり、フロントガラスをよ~く見ると、往年の幌タイプのジープがイラストになって小さく描かれていたり、あちこちにいろんな隠れキャラを発見できるはず。

 また、テールランプや天井などに見られるのは、1940年代に米軍のジープが携行していたガソリンタンクに描かれていたという「×」印。この遊び心が、乗る人を楽しませてくれるのでしょうね。レネゲードはジープいちばんのコンパクトモデルながら、しっかりと4WD性能を持つのが魅力。これからの時期、スキーなどに行きたいけど普段の街乗りもラクに乗りたいという人にぴったりです。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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