カワイイなりしてまさかの中身! 舐めてかかるとぶっちぎられる隠れ過激派なクルマ4選 (1/2ページ)

一見ただの実用車なのに走りは過激!

 思い出してください、小学生や中学生のころ。お人形さんみたいにかわいい子がリレーの選手に選ばれたり、普段は温和な男の子が騎馬戦の大将をやったりと、「え~っ!」と驚くことってありませんでしたか? そうやって私たちは、人は見た目じゃわからないんだなぁ~、ということを学んできたのかもしれないですね。

 じつはクルマにも、小さくて可愛らしくてオシャレな雰囲気なのに、乗ってみると「え~っ!」てビックリ仰天するほどイケイケな走りを披露してくれる、隠れ過激派グルマがあるんです。今回はそんな、かわいいけど舐めてかかると撃墜される!? クルマたちをご紹介します。

1)スズキ・アルトワークス

 まずは、よく知らないで乗るとヤケドするかも、というくらい見た目とのギャップがすごい、スズキ・アルトワークス。軽自動車のベーシックなアルトは、シンプルなデザインがオシャレなセダンタイプのボディで、街中でも乗りやすく誰にでも好かれるクルマ。

 なのですが、それを最大トルク100N・mにまで引き上げ、足まわりなどにも専用チューニングを施したアルトワークスは、約650kgという超軽量ボディならではのバビューンッと背中を蹴飛ばされるような強烈な加速フィール。とくにコーナリング中の体感速度は、大排気量のスーパーカーもかすむほどです。舐めてかかると、痛い目にあいますよ。

2)フォルクスワーゲンup! GTI

 お次は、ドイツ車のフォルクスワーゲンから、up! GTI。全長3.6mと軽自動車ほどしかないフォルクスワーゲンの最小モデルで、3ドア/5ドアをラインアップするup!は、通常モデルは1.0リッターエンジンで75馬力/95N・mというスペックなのですが、さすがは羊の皮を被った狼のごとし「ホットハッチ」という言葉を生み出した、ゴルフGTIを擁するフォルクスワーゲン。

 up! GTIも116馬力/200N・mにまでハイパワー化されていて、6速MTで操る走りはかなりスパルタンです。外観からはパッと見た限りはあまり違いがわからないのですが、フロントグリルの赤いラインが入っていたらGTIの証。ご注意を!


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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