わかっているつもりでもパニック必至! 事故や故障で路上にクルマを停めるときの正しい対処法とは (2/2ページ)

事故を起こしたら軽度であっても110番に通報

 次に、後続車に停車しているクルマがあることを知らせるために、発煙筒や停止表示器材などを故障車・事故車から50m以上後方に置く。ただし、燃料などが漏れている疑いがあるときは、発煙筒は使わないこと。

それから落ち着いて救援依頼をしよう。けが人がいれば救急車を呼び、クルマから煙や火が出ているような場合は、消防車を。事故の場合は、軽度であっても110番に通報し、故障で動けないときはJAFや保険会社と契約しているロードサービスなどに連絡する。また道路緊急ダイヤル「#9910」で、車両故障などで、他のクルマの通行に支障となっていることも交通管制室に伝えておくこと。

 これらは、高速道路でも一般道でも基本的には同じ。ただ、高速道路で緊急停止するときは、停止表示板などの停止表示器材を置くことが義務付けられているので要注意。また、高速道路には1kmおきに非常電話が設置されているが、一般道では携帯電話以外の連絡手段は期待できないので、車内から避難するときは、携帯電話を忘れずに。

 なお、携帯電話から110番や119番へ通報すると、自動的に位置情報が先方に伝わるが、ロードサービス等への連絡は、場所が特定できるような情報も伝えられるようにしたい。いずれにせよ、故障や事故で路上にクルマを止めざるを得ないときは、できるだけ安全な場所に停車し、ドライバーと同乗者はクルマから降りて、安全な場所で救援を待つことが鉄則だ。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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