【エンジンやミッションだけじゃない!】交換後に「ならし」が必要なクルマパーツ4+αとその方法 (1/2ページ)

交換直後は普段より控えめな運転を心がけるべし

 新車時のエンジンは、今やならしが不要と言われるが、機械である以上、やらないよりはやったほうがいい。そもそもならしの目的はなにかというと、こすり合う部品同士や動く部分などにアタリを付けたり、馴染ませたりすることにある。じつはクルマというのは動くものだけに、エンジンやミッション、デフといった機械部分以外にもならしをしたほうがいいパーツはけっこうあるのだ。

1)タイヤ

 タイヤ内部には繊維が入っているし、ゴム自体もしなやかさを出すために、最初からいきなり飛ばしたり、大きな荷重をかけるのは避ける。とはいえ、ものがものだけになかなか特別なことはできないが、表面の皮むきも兼ねて100kmぐらいまでは控え気味に走るといい。

2)ブレーキ

 ブレーキパッドやシューはきちんと付けたように見えても、ローターやドラムにきれいに当たっているわけではないので、しっかりと均一に当てるためには、ならしが必要。タイヤ同様に100kmぐらいは余裕ある距離から少しずつブレーキをかけるようにするといい。ちなみにその昔は、装着後にハードブレーキングをして熱を入れるというならしをするといいとされていたが、現在はやっても関係ない行為ではある。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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