【クルマに貼ってある表示どおりで大丈夫?】クルマのタイヤをサイズ変更した場合の正しい「適正空気圧」とは (2/2ページ)

タイヤメーカーの「空気圧検索システム」の活用がオススメ!

 たとえば純正装着タイヤが215/45R17 87Wで、指定空気圧が210kPaだとすると、負荷能力は505kg。それに対し、新しく購入しようと思っているタイヤサイズが215/45R17 91W XLの場合、空気圧が同じ210kPaのままだと、負荷能力が475kgに落ちてしまうので危険。215/45R17 91W XLにするなら、空気圧は230kPaに上げて、負荷能力を510kgにして使用する必要がある。

 この空気圧と負荷能力の関係は、タイヤメーカーのホームページなどにある『空気圧別負荷能力対応表』で知ることができるが、対応表で調べるのはちょっと億劫……。そこでオススメなのは、タイヤメーカーのホームページの「タイヤサイズ変更時の推奨空気圧検索システム」を活用すること。ここに、タイヤのサイズ、ロードインデックス、車両指定空気圧を入力すれば、最適な空気圧が一発でわかるのでとっても便利。そして一度調べたら、その数字をドア付近の空気圧表示シールに書き込んでおくと忘れないので重宝する。

 タイヤメーカーの「タイヤサイズ変更時の推奨空気圧検索システム」のURLは下記のとおり。

・ブリヂストン

https://tire.bridgestone.co.jp/about/tire-size/pressure-search/index.html

・横浜ゴム

https://www.y-yokohama.com/product/tire/airpressure_search/

 どのメーカーのタイヤでも、数字さえ入力すれば正しい空気圧が調べられるので、これを利用するのがベスト。ただし、タイヤメーカーはインチダウンを推奨していないので、インチダウンを望む人は『空気圧別負荷能力対応表』で調べるか、タイヤ専門店に相談しよう。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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