【どう考えても市販化はムリ!】自動車ショーで「明らかに売らない」コンセプトモデルを展示する理由とは (1/2ページ)

将来的には市販化に結びつくケースもある

 先日の東京オートサロン2020や東京モーターショー、そして2月に開催される大阪オートメッセなどの自動車ショーには、いわゆるコンセプトカーが出展されて注目を集める。

 こうしたコンセプトカーには、現行モデルをカスタマイズしたものと、近未来のクルマをイメージさせるフューチャーカー、特別仕様車の試作タイプや、市販化を視野に入れた先行モデルといろいろなタイプがある。

 そのうち大半は、市販化を考慮していないショーモデルになっているが、これらはベースモデルの新しい魅力の提案だったり、デザインの方向性を探ったり、デザイン力のアピールなどを目的に作られている。

 これらの一番の目的は話題作りとなるわけだが、同時にコンセプトカーを多くの人に見てもらうことで、その声を製品化に活かしたり、反響が大きければ市販化へといったマーケットリサーチなど、会社側を説得するための材料作りにしているケースも多い。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

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