少しずつだが蒸発もする!
 エンジンによって減る量はさまざまだが、正常なレベルでも1万kmで1リットル減る場合もあるし、摩耗してくると3000kmで1リットル減ることもある。いずれにしても、新品のエンジンでも完璧に気密性を保つのは無理なだけに、多かれ少なかれ減りはする。
 またオイル自体も蒸発する。オイルのスペックを見ると、蒸発についての項目もあるほど。ただし、水のようにどんどん蒸発するという感じではないので、これについてはあまり気にしなくてもいいだろう。
 クルマのエンジンオイルが減る理由画像はこちら
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 そのほか、オイルシールやガスケットの劣化による漏れもあるし、最近のオイルの超低粘度化は、シリンダーに入り込んで燃えるという点では不利となる。
 乗り方にもじつは関係があって、高回転まで多用したり、高速を走り続けるとオイルは減りやすい。
 いずれにしてもマメに交換していれば、減る前に新品が適量入れられるので問題はない。ただ最近は交換サイクルも伸びているので、1万km以上交換しない場合は、途中でディプスティックを抜いて、量を見ておいたほうがいいだろう。