ちょっとした空気抵抗の違いでもユーザーメリットはある! クルマのCd値が重要なワケ (1/2ページ)

ちょっとした空気抵抗の違いでもユーザーメリットはある! クルマのCd値が重要なワケ

「カッコいい形」であるほどCd値は小さくなる

 クルマの空気抵抗は、空気の密度/クルマの速度の2乗/前面投影面積(正面から見たときの車体の面積)、そして空気抵抗係数をかけることで求められる。これらのうち空気抵抗係数が、いわゆるCd値と呼ばれるものだ。Cd値は、物の形によって決まる数値である。

 簡単にいえば、空気の流れを乱さない格好いい形であればCd値は小さくなる。例を挙げると、正方形の板は1.1で、かなり大きい。窓から手を出すとかなりの風の影響を受けるのに似ている。凸型の半球形は、0.34とされる。クルマの形は概ね凸型の半球に近い。

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クルマのCd値が小さいことによるメリットとは画像はこちら

 しかし、Cd値が小さいだけで空気抵抗が少ないとはいえない。クルマの速度が高くなれば、その2乗に比例して空気抵抗は大きくなる。あるいは、Cd値が小さく形のよいクルマであっても、前面投影面積に関わる大柄な車体だと空気抵抗は増える。それでも、標高の高いところへ行けば空気が薄くなる(空気密度が小さくなる)ので、空気抵抗は小さくなる。クルマのCd値が小さいことによるメリットとは画像はこちら

 以上のように、クルマの空気抵抗は、冒頭に示したようにさまざまな要素が関係して決まる。そのなかで、Cd値はどのような性能に関わるのだろうか?

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