ドアには残されているのになぜ? 最近のクルマのトランクから鍵穴がなくなった理由 (2/2ページ)

安全面とコストを下げるため

 スマートキーということは、トランクも電気的に解錠ができることになる。だから、ドアと同じように手に持ったり、ポケットに入れておけば操作的には問題がない。足を差し込むだけのハンズフリータイプでも同じだ。つまりカギ穴をわざわざ付ける意味がないし、コストもカットできる。

 また、なくしてしまった場合でも、スペアキーで運転席にアクセスできれば、インパネにあるオープンボタンを押してトランクを開けることができる。そもそもセダンは独立しているので、このような手順を踏まないとダメだが、ミニバンやコンパクトカーなどは車内=ラゲッジということで、大きな問題になることはないだろう。

 防犯面でもカギ穴を無くすことは意味がある。カギ穴というのはアナログだから存在するわけで、壊せば内部へのアクセスが可能になってしまう。そもそもなければその確率も減らせるわけだ。

 オープナーの機能がバラバラなのも防犯が理由だったりする。パターンとしては、小さなボタンを押せばいつでも解錠できるというのと、バックドアからは開けられないものに大別されるが、後者は信号待ちで開けられ、中のモノを持って行かれる可能性が出てくる。

 実際、ヨーロッパでは信号待ちで物売りなどが寄ってくるので、対策は必要。最近ではある一定の車速になると自動で施錠されるのも、こういった問題への対策が採用理由のひとつとなっている。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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