値引き条件の「手書き記入」は要注意! 「新車購入プラン」用紙で見逃してはいけないポイント (1/2ページ)

新車購入プランと正式な見積書には大きな違いはない

 新車購入商談で値引き交渉を進める、“たたき”となるのが見積書。ふらりと新車ディーラーを訪れ、セールスマンと立ち話程度で気になる新車について話をしていると、セールスマンから「見積りをお作りしましょうか」と言われた経験のあるひとも多いはず。

 しかし、われわれが一般的に“見積書”と呼んでいるものには見積書との表記がなく、“新車購入プラン”などと記された(以下新車購入プラン)、正式な見積書ではないケースがほとんどとなる。個人客向けでは新車購入プランで商談を進めるが、相手が法人ユーザーとなると購入に際して相手方社内での決裁も必要となるため、法人客との商談では購入条件の調整、つまり値引き交渉などは新車購入プランで進め、最終的に条件が固まった時点で正式な書式での見積書が作成されるとのことである。

 しかし新車購入プランと正式な見積書では、諸費用項目などが若干異なる程度で大きな違いはない。ただ正式な見積書ではディーラーの社判捺印がされたりもする正式な書面扱いとなるようだ。

 いま新車購入プランはパソコン端末で作成され、プリンターで印字されたものがほとんどとなっているが、以前は手書きだった。昔のセールスマンはまず新人時代に自動車税や重量税、自賠責保険など諸費用額を覚え、お客の目の前でスラスラと金額を記入し、電卓で素早く計算できるように訓練していた。そして、短時間で手計算により新車購入プランを仕上げるセールスマンの姿に引き込まれるお客も多かった。

 また、ファンシー文具店などで巨大な電卓を購入して、お客の前でおもむろにセールスかばんから巨大な電卓を取り出し、お客が一緒に連れていた子どもを驚かすなどの演出の工夫をするセールスマンもいたようだ。

 しかし、いま一部のメーカー系ディーラーでは、個々のセールスマンレベルでパソコン端末が支給され、商談テーブルでお客の目の前にて入力してプリントアウトまでできるケースもあるが、商談テーブルで希望車種や希望グレード、希望オプションなどを聞いたあとに、客を残して事務所へ行き入力作業を行うディーラーも目立っている。ある意味待ちぼうけをくらうような形となるので、これでは“新車が欲しい”というテンションも急激に下がってしまう。

 新車購入プランは何枚でも惜しみなく作成しなさいとセールスマンは教育を受けているので、複数の希望車種やグレードがあったり、オプション装着で迷っていたら、いくつかのパターンでの複数の新車購入プランの作成は遠慮なくセールスマンに頼んでほしい。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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