大きさにビビる必要なし! 家族で使うなら選ぶべき運転が苦手でも扱いやすいミニバン5選 (1/2ページ)

5ナンバーサイズや全高を抑えた運転しやすいモデルも存在!

 子どもが生まれたら、一度は購入を検討するのはミニバンじゃないでしょうか。両側スライドドアの便利さ、オムツ替えも授乳も着替えも余裕の広さ、ジィジ・バァバも一緒に乗れる3列シート。ベビーカーや自転車も積めるし、子育ての大変な毎日をしっかりサポートしてくれる装備の数々は、やっぱり頼もしい限りです。

 ただ、運転に自信がない人にとっては、いくら便利でも快適でもちょっと気がかりなのが「あんな大きなサイズのクルマ、運転できるかな?」ということ。子どもが生まれる前までは小さなクルマしか乗ってこなかった人や、しばらく運転のブランクがあるけど送り迎えなどの必要に迫られている人は、とくに不安に思うかもしれません。

 確かに、物理的な大きさはだんだんと慣れていくしかないですが、例えばボディサイズが同じミニバンでも、運転しにくいクルマと運転しやすいクルマがあります。さらに、2台を比べてボディサイズが小さい方のミニバンを買ったからと言って、運転しやすいとは限らないのも事実です。

 そこで今回は、一見すると「こんな大きなクルマ、無理!」と思ってしまうミニバンでも、実際には意外にもけっこう運転しやすいと感じる5台をご紹介したいと思います。

1)ホンダ・ステップワゴン

 まずは、5ナンバーぎりぎりのサイズを維持しているグレードもあり、ミニバン初心者にも人気のMサイズミニバン御三家と言えば、トヨタ・ヴォクシー(ノア/エスクァイア)、日産セレナ、ホンダ・ステップワゴン。この3台は装備も価格も拮抗しているため、どれを買っても同じように思えますよね。でも、運転しやすさを第一に考慮するならば、オススメはステップワゴンです。というのは、まずボディサイズではステップワゴンだけが、全車の全幅を1695mm、つまり5ナンバーサイズ枠に抑えてあります。

 そしてホンダ独自の低床技術、広い視界を生むためのピラー処理などによって、上下左右がよく見えて安心感が高いことや、最小回転半径も他車が5.5mのところ、ステップワゴンは5.4mに抑えてあるのも運転しやすさの理由でしょう。ただし、唯一17インチを履くグレード「SPADA Cool Spirit Honda SENSING」だけは5.7mになってますので、そのほかのグレードをオススメします。

2)日産エルグランド

 次に、インテリアの上質感などを求めるなら、もうひとまわり大きなLサイズミニバンに目がいきますが、運転しやすさで選ぶなら日産エルグランド。もともとは国産ラグジュアリーミニバンの先駆け的なモデルですが、全高を低めに抑えた「低重心プラットフォーム」のおかげもあって、フラつきが少なく運転席のヒップポイントも高すぎないので、コンパクトカーなどから乗り換えてもそれほど違和感なく、慣れるのが早いのではないでしょうか。

 自車を真上から見たように映る「アラウンドビューモニター」もいち早く採用しているので、運転に不慣れな方のサポート技術もお手のもの。死角になりがちなところまでしっかり確認できるのも、不安を取り除いてくれる理由です。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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