「どん底まで落ちた」「運ぶものがない」コロナ禍で苦しむトラックドライバーの声 (2/2ページ)

長距離ドライバーからは運ぶものがないとの声も

 そしてルートセールスだが、こちらは大変。一時の買いだめは収まったとはいえ、店頭の商品を切らさないためにも日々稼働しなければならないという使命に似たものがあるという。ただし、宅配便同様に恩恵はあって「買い物頻度が抑えられているので、最近は運ぶ量が減っていてラクだし、道が空いているのはなによりうれしい」というのは確かにそうだろう。

 そのなかで厳しいのが、中〜遠距離の中・大型トラックだ。通販などを引き受けている業者はいいようだが、複数に聞いても「運ぶものがない」とか「荷物が減っている」とのこと。理由は「工場などが稼働していないか、稼働率を下げているから」。「現場の人に聞いても注文がないし、あったとしても材料が中国などから入ってこないのでどうしようもないと言うばかり」と、日本経済の停滞が表れているという印象で「そもそも新型コロナ前から運送業界は厳しいので、さらにどん底まで落ちた感じ」というのも確かに納得だ。

 トラックドライバーの世界も、新型コロナによって業態や形態が変わってしまっているのは事実。ただ、この閉塞感のなか頑張って物流を支えてくれているのは感謝すべきで、問題になった差別なんてもってのほかだ。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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