ある日気がつく「愛車ボロくない?」 じわじわ劣化が進むポイントと蘇らせる手段 (2/2ページ)

最近のシートカバーは装着に気づかないほどのクオリティ!

2)シートの劣化

 クルマを運転するときは必ず座ることになるシート。それだけに距離や年数が進むにつれて、どんどんくたびれていってしまう。特に運転席は人が座る頻度がダントツで高いため、他の座席に比べて劣化のスピードも早く、気づけば他のシートと比べて運転席だけボロボロ……ということも少なくない。

 そんなときにオススメしたいのが、シートカバーセットだ。最近のシートカバーは車種専用に作られており、一見するとカバーだと分からないほどのクオリティのものも多くリリースされている。それだけに装着も大変ではあるが、がんばればDIYでもできるので、チャレンジしてみるのもいいかもしれない。

 もしくは、ネットオークションなどで同年式同グレードの中古シートを探して換装するというもの手だ。車種やグレードによって価格はまちまちだが、安いものでは数千円から見つけることができる。

 また、本革シートや旧車などは、シートの張り替え業者に依頼して、張り替えてもらうという方法もある。費用はかかるが、プロの仕上がりは感動ものだ。

3)足まわりの劣化

 クルマの動きを支えるサスペンションも距離と年式で劣化していく部分のひとつ。しかし、いきなりダメになるというよりは、徐々に性能が落ちていくものなので、日常的に乗っているとなかなか気づきにくい部分でもある。しかし、乗り心地が悪くなったり、コーナリングでふらついたり、異音がしたりと、劣化による弊害は少なくない部分だ。

 新車当時の乗り味を復活させたいのであれば、純正の新品に交換するのがベストだが、スポーツモデルなどであれば、社外のスポーツサスペンションに交換するのもアリだろう。

 このとき、できればサスペンションに関わるブッシュ類も新品に交換するとよりリフレッシュ効果が高くなる。ブッシュ類の多くはゴムでできており、こちらも同じように劣化が進んでガタの発生やアライメントの狂いなど、小さくない影響を与える部分なのである。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

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