新車時ってこんなに良かったっけ? 古いクルマで交換すると効果絶大のパーツ6つ (1/2ページ)

早めに交換することで新車時の乗り味が戻ってくる

 クルマというのは消耗品の塊と言っていい。走ればもちろん、駐車しておくだけでも消耗は進み、交換時期を迎える。これに合わせて交換や調整をするのがメンテナンスという行為だ。そもそも交換時期はどうやって決められるかというと、完全に使えなくなる時点までの時間と走行距離に、安全マージンを加えたものとなる。

 そのため、すぐに交換しなくてはならないものもあるし、消耗しつつも結局のところ、廃車まで一度も交換しなかったというものも出てくる。しかし、問題はなくても消耗しているのは事実で、交換時期ではなくても交換することで初期状態に戻り、シャッキリ感を体感できるものもある。クルマ好きの自己満足的なところもあるが、今回は体感できるポイントを紹介しよう。

1)ショックアブソーバー

 内部に入っているオイルの流れによって減衰力を出しているのだが、これがヘタる。ヘタるとフワフワになってきて、乗り心地が悪化してしまう。ちゃんと性能を確保できているのは5000kmまでという説もあるほどで、走る以上は劣化は避けられない。早めの交換で乗り味が戻り、体感度も高い。

2)ブッシュ

 サスペンションやステアリング系のジョイント部分に入れられているのが、ゴムのブッシュだ。人間でいうところの関節なのだが、ゴムだけに素材の劣化、変形は避けられない。交換しないとゴムが割れて飛び出たりと悲惨な感じになることも。

 パーツ自体は安いが、サスペンションを外さないとダメなので交換工賃が高いのがネック。手間のかからないところだけでも交換すれば効果は得られる。ショックアブソーバーも同じだが、劣化は徐々に進むので気がつきにくいが、交換すると体感度は大きい。

3)エンジン&ミッションマウント

 かなりの重量があるエンジンとミッションを吊ったり、支えているのがマウントだ。エンジンとミッションは合体しているので、ストレスは相当のもの。こちらもゴムだけに変形、切れや割れなどは避けられず、交換することで、加減速時のぎくしゃくが減ったり、音が静かになったりもする。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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