軽トラの「青いサンバー」まで新車を上まわる中古価格!  コロナ禍でも下落しない恐るべきスバル限定車の人気っぷり (1/2ページ)

WRブルーのサンバーは今後も値上がりしていきそうだ

 コロナ禍は中古車相場にも大きな影響を及ぼしている。販売台数減少により中古車相場は全体的に下落傾向で、とくに高級車の値落ちが激しい。たとえばベントレーのベンテイガあたりの超高級車も大幅下落の気配が濃厚だというから、欲しい人には朗報だ。モデルチェンジも近いらしく、W12気筒搭載車の1万キロそこそこの物件でも1000万円台に値下がっている。底値になるのはまだ先と言われているので、今はまだ「待ち」の状態だが、高級外車好きは相場をマメにチェックすべきだ。

 コロナショックにより高級車の値落ちが続くなか、異様に堅調な相場を維持しているのがSUBARUの限定車だ。世界最強SUVのベンテイガが値下がっているというのに、STIの「Sシリーズ」はもちろん、軽トラのサンバーでさえ高騰している。2011年の最終型に1000台限定で設定された「WR BLUE LIMITED」は超入手困難となっており、中古車検索サイトでチェックしてもほぼヒットしない。運良くあっても新車価格よりも高値となるケースが多く、今後もさらに値上がることが予想される。

 1961年に発売された初代モデルから受け継がれたキャブオーバーのRRレイアウトや四輪独立懸架サスペンションなど、サンバーを名車たらしめた伝統的な美点は今でも評価が高くて大人気だ。サンバーは一部マニアの間で神格化されつつあるので、ノーマルでも軽トラにしては高値で推移。将来的にはノーマルのサンバーも高騰するだろう。ベンテイガとは逆で、欲しい人はなるべく早めに買っておくことを強くオススメしたい。


マリオ高野 MARIO TAKANO

SUBARU BRZ GT300公式応援団長(2013年~)

愛車
初代インプレッサWRX(新車から28年目)/先代インプレッサG4 1.6i 5速MT(新車から8年目)/新型BRZ Rグレード 6速MT
趣味
茶道(裏千家)、熱帯魚飼育(キャリア40年)、筋トレ(デッドリフトMAX200kg)
好きな有名人
長渕 剛 、清原和博

新着情報