「昔はもっと燃費よくなかった?」と感じたら試すクルマの「燃費回復術」6つ (2/2ページ)

自ら状態をチェックできる項目もある!

3)エアクリーナー

 最近はエアクリーナーも長寿命化が進んでいて、油断しがちな消耗品だ。かなり汚れていても使えてしまうのだが、きれいに越したことはないのも事実。まだきれいなのに変える必要はないが、そこそこ汚いと感じたのなら、新品に替えてしまおう。

4)バッテリー

 基本的にはエンジンがかかってしまえば、バッテリーの電気は使われないのだが、最近はアイドリングストップや充電制御の関係で、走行中もバッテリーの電気を使うことがある。そうなるとバッテリーの負担は増えてしまい、走りにも影響を与える可能性も高まる。また、バッテリーが弱るとアイドリングストップの時間も短くなってしまうのも、燃費に悪影響だ。ストレス増大もあって、バッテリーが突然死することも多くなっているので、早めに交換してやろう。

5)ブレーキ

 ブレーキはディスクにしろ、ドラムにしろ、使っているうちに作動が渋くなってくる。そうなると引きずりを起こして、抵抗が増大。そうなると当然、燃費にも悪影響を及ぼす。車検時でもいいので、キャリパーやシリンダーのビストンの動きが渋くなっていないかを重点的に見てもらうといい。

6)タイヤ

 こちらは劣化などももちろんだが、なにはともあれ、空気圧の管理が重要。新車時に戻すという意味では、指定の空気圧にするのが鉄則だ。

 以上、ポイントをしぼって、クルマの初期化についてまとめてみたが、基本となるのは定期点検だ。プロに頼んでもいいし、見られるところだけ自分で見てみるだけでも違う。人間と同じで、体調が悪いのにサプリを飲んでなんとかしようというのではなく、まずは基本部分を健康にするのが大切だ。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

-

愛車
フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
趣味
レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
好きな有名人
遠藤ミチロウ、岡江久美子

新着情報