ボディサイズはゴルフ並み! VWの新型SUV「T-ROC」が日本市場で発売

最新のデザインと上級モデル譲りの安全装備を標準化

 フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、新しいクロスオーバーSUV「T-ROC(ティーロック)」を発売した。キャッチコピーは「All My T-ROC」。4種類のグレードが用意されており、希望小売価格(税込み)は384万9000円〜453万9000円。

 現在、日本市場におけるフォルクスワーゲンのSUVはティグアンとT-CROSSの2モデルのみ。この両モデルの間に加わったのがT-ROCだ。フォルクスワーゲンの生産モジュール「MQB」を採用し、日本の道路事情にも最適なボディサイズ、コンパクトながら広々とした室内空間が与えられている。全長4240mm、全幅は1825mmとなっており、ハッチバックモデルのゴルフとほぼ同様のボディサイズのため、SUVながら取りまわしの良さも注目すべきポイントだ。

 エクステリアデザインは、ティグアンから受け継ぐ新世代のフォルクスワーゲンSUVのDNAを表現。ヘッドライトにはLEDデイタイムランニングライトが組み込まれており、フロントバンパー、そしてヘッドライトと一体感のあるラジエターグリルも相まってワイド感を強調したスタイリングに。

 さらに、大型エアインテークとアンダーボディガード、リヤディフューザーがSUVらしさを強調させる。サイドはクロームトリムで強調したロングルーフによって、流麗なシルエットとなってスタイリッシュさを際立たせた。

 ボディカラーは、フォルクスワーゲン初となる2トーンカラーを採用。全9色に合わせ、グレードに応じてブラックもしくはホワイトのルーフカラーをチョイス可能。さらに、Style Design Packageグレードにてターメリックイエローもしくはラヴェンナブルーメタリックをチョイスすると、インテリアカラーも同系色のイエローもしくはブルーでコーディネイトされるという演出も用意される。

 ラゲッジルームは、クラストップレベルの445L、後席のシートバックを倒すことで最大1290Lまで拡大するなど、高い実用性を持っている点も見逃せない。

 搭載するパワートレインは、2LディーゼルターボエンジンのTDIのみ。最高出力は150馬力、最大トルクは340N・mを発揮。組み合わせるトランスミッションは7速DSGとなる。低燃費と力強い走りを両立し、WLTCモード燃費では18.6km/Lを誇る。

 安全装備も抜かりはない。全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロール、プリクラッシュブレーキシステムといった上級モデル譲りの装備はもちろん全車標準化。さらにコネクテッドカーとしての機能も持っている純正インフォテイメントシステム・ディスカバープロや、デジタルメータークラスターなどの快適装備も全グレード標準としている。


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