トヨタ恐るべし! コロナ前より「売れてる」店舗もある衝撃の「販売戦略」とは (2/2ページ)

新型コロナウイルスの影響によって格差社会がより顕在化している

 事情通によると、まだまだ新型コロナウイルスの影響が残るどころか、再び感染拡大傾向が顕著となった7月の新車販売台数が“ビフォアコロナ”時代の最高販売実績を超えたという店舗もあるほど、いまトヨタディーラーは新車販売が絶好調となっているようだ。

 つまり、消費マインドが完全に冷え込んでいることはなく、インパクトのある販売支援キャンペーンを組めば、しっかり反応してくれる消費者はいまの状況下でも確実に存在することをトヨタは証明してくれたともいえよう。

 しかし事情通は、「80000ポイントプレゼントキャンペーンにレスポンス良く反応してくれるお客がいる一方で、新型コロナウイルスの悪影響に苦しむひとも新車販売現場では目立っています。残価設定ローンを組んで新車を購入したものの、給料が大幅に減らされるのがわかり、今後月々コンスタントに支払いを続けていくことが難しくなり、借り換えなどをして半ば無理やりに残債整理するひとなどはまだマシなようです。いままではディーラーに車検を依頼していたのに、格安車検業者で検査だけ通すようなギリギリの出費で車検費用を抑えるお客も目立って増えてきているのも事実です」と話してくれた。

 新型コロナウイルスが感染拡大しても給料の下がらない公務員や、年金生活をしている、元公務員や大手企業などにいた、富裕リタイア層などに加え、“新型コロナウイルス特需”で、給料が上がっている業種に就いているひとなどが活発に新車購入を行っているなかで、新型コロナウイルスにより、失業などの雇用不安に陥ったり、収入が大幅ダウンしたことにより、クルマの保有維持すらままならないひとも出てきている。
ある新車ディーラーのセールスマンは、「WITHコロナ時代に入り、格差社会がより顕在化していることをまざまざと感じている」と語ってくれた。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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