常に「D」は不経済! AT車でも積極的に「ギヤチェンジ」すべき理由とは (2/2ページ)

回転を上げることで燃料を完全カット

2)長い下り坂を走行する場合

 下り坂や後続車がおらず長い距離で減速できるといった場合には、ATでもシフトダウンしてエンジン回転を1500回転程度以上に上げアクセル全閉にすれば、燃料を使わないで進める燃料カット状態となり燃費が稼げる上に、エンジンブレーキが効くのでブレーキの負担も減り安全と一石二鳥だ。

 またホンダや三菱自動車のハイブリッドカーに着くパドルシフトは、パドルでエンジンブレーキ(というよりはアクセル全閉での回生制動)を空走状態からバッテリーへの電気の戻りが大きい強い状態まで調整できるので、こちらもうまく使うとペダル操作なしで楽に燃費を稼げることもある。

 空走状態といえば、輸入車ではエコモードにするとアクセル全閉時には空走状態にとなって燃費を稼ぐ(ブレーキ操作やシフトダウンすれば空走状態は即解除される)というモデルもあるので、こういった機能も使うとAT車の燃費はより向上するだろう。


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