30年前のブームがコロナ禍でいま脚光! 「ドライブインシアター」を体験してみた (1/2ページ)

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30年前のブームがコロナ禍でいま脚光! 「ドライブインシアター」を体験してみた

3密を避けて映画鑑賞ができると好評!

 世界中に影響を与え続けているエンターテインメント大国・アメリカで1940年代あたりから大流行したドライブインシアターは、巨大な駐車場に設置されたスクリーンで、クルマの中から映画を鑑賞するという娯楽スタイル。最盛期の1950年代は、オードリー・ヘップバーンやマリリン・モンロー、マーロン・ブランドといった大スターが銀幕を賑わした黄金時代と重なり、「豊かで近代的なアメリカ」を世界に印象づける象徴的なものの1つになっていたのでした。

 そのブームが日本にやってきたのは、1980年代頃から。千葉県船橋市の「TOKYO-BAYららぽーと」(当時)、神奈川県の「大磯ロングビーチ」など、全盛期の1990年頃には全国に20ヶ所ほどが開業し、オシャレなデートスポットとしても人気に。それがいつしか、DVDの普及やレンタルサービス、各地にシネマコンプレックスが続々と建設されたことに加え、エコ意識の高まりやクルマのアイドリングストップの観点、ガソリン高騰などにより衰退してしまったのでした。

 しかし今、そんなドライブインシアターが再び注目を浴び、次々に復活しているのです。新型コロナウイルスにより、他人との接触や密閉された空間を回避する動きが広がるなか、クルマというパーソナル空間から、他人との接触を最小限に抑えた状況で映画鑑賞ができるドライブインシアターこそ、新しい生活様式に合った娯楽スタイルだと見直されていることが理由のひとつです。

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Do it Theater 大磯ロングビーチ01画像はこちら

 また、映画館や劇場、ライブハウスなどの営業自粛などで、かつてない危機に瀕しているエンターテインメントを支援したい、コロナ疲れで滅入っている人たちに少しでも癒しを与えたい、といったさまざまな思いから、ドライブインシアターの開催を進めている企業や団体も増えています。「全国どこでも劇場化」をコンセプトとして活動する「Drive in Theater Japan」は、47都道府県すべてでドライブインシアターの実施を目指していたり、「まだ誰も見たことのないシアター体験をプロデュースする」ことを掲げる「Do it Theater」では、クラウドファンディングによって各地でドライブインシアターを実現。大磯ロングビーチや大阪の万博記念公園など、いずれも大盛況でまだまだ実施予定が並んでいます。

Do it Theater 万博記念公園画像はこちら

 さらに、大型ショッピングモールのイオンが、全国10ヶ所のイオンモール、イオンリテール、イオンタウンで7月31日からドライブインシアターを開催。ショッピングや食事のあとに、家族やカップルでゆったりと3密を避けて映画鑑賞ができると好評です。そして大阪では、万博記念公園お祭り広場にて、「車中で笑おう! 笑いのParking」と題して、「よしもとドライブインシアター」がオープン。人気芸人7組がネタやゲームを繰り広げ、来場車のすぐそばまでやってくるなど、ドライブインならではのスペシャル企画を予定しているそう。映画上映の日もあり、そちらでは上映前にMCとゲスト芸人のトークも楽しめるとのこと。8月のチケットはすでに完売だそうで、これはますます盛り上がりそうですね。

 そんな、各地で盛り上がっているドライブインシアターに、実際に参加してきました。8月30日までの夏休み限定で、千葉県の稲毛海浜公園駐車場で開催されていた「DRIVE IN PARK CHIBA」では、ドライブインシアターのほかにドライブスルー形式で参加できるマルシェ&グルメもあり、エンターテインメント応援のほか、経済的打撃が深刻な飲食店や農産物生産者を少しでも支援したい、という思いで企画されたイベントです。

DRIVE IN PARK CHIBA画像はこちら

 5歳の娘を含む家族3人で参加するため、上映作品も子供向けのディズニー映画『ピノキオ』をチョイス。チケットはネット購入で、クレジットカード決済をするとQRコードが配信され、現地ではそれをスタッフに見せると受付完了とのこと。駐車場の入り口でクルマの窓を開け、フェイスシールドとマスクをしたスタッフにスマホ画面を見せると、1台ずつ駐車位置まで誘導してくれます。スクリーンに向かって放射状に駐車していき、1列空けて交互に駐車するので、目の前に大きなクルマがいてスクリーンが見えない、なんてこともないようです。

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