はっきり言って「クセ」は強い! 唯一無二の「超個性的」な走りにハマるスポーツモデル3選 (1/2ページ)

アメリカンマッスルでサーキット走行で攻めることも可能

 個性派揃いのスポーツカーのなかでも、とくに際立った個性を発揮する現行モデルをピックアップ。他のスポーツカーではなかなか味わえない、独自性の高さが魅力のスポーツカーに注目してみよう。

1)シボレー・カマロSS

 カマロはスポーツカーではなくラグジュアリーカーだと指摘する声もありそうだが、現行型カマロは高性能化が進んでニュルでのタイムアタックを敢行するなど、上級グレードは本格派のFRスポーツカーといえるポテンシャルを備えるにいたった。内外装の雰囲気を味わいだけなら4気筒も悪くないものの、やはりらしさを満喫するにはOHV 6.2リッターの大排気量V8を搭載するSS以上に限る。

 古式ゆかしきアメリカンV8がもたらす物量感に溢れた大トルクによる悠然とした走りは、今となっては贅沢の極みだ。排気量の大きなエンジンがもたらす豊かさの質に感動し、今時のダウンサイジングエンジンがケチくさく感じてしまう。最新のLT1型エンジンは回転フィールも極上の類いで、サウンドも驚くほど官能的。スポーツカー好きのアドレナリンをドパドパ分泌させる魅力に溢れており、排気量のデカさにモノを言わせるだけのエンジンではない。

 緻密な変速フィールの最新鋭10速ATがこの芳醇な大トルクを1滴も無駄にせず後輪に伝える感覚もまた格別だし、ハンドリングにも昔のカマロのような大雑把さはなく、本気のサーキット走行にも対応可能。アメリカンマッスルといえども将来滴にはエコ性能重視路線に進むかも知れないので、今のうちに味わっておきたいものだ。


マリオ高野 MARIO TAKANO

SUBARU BRZ GT300公式応援団長(2013年~)

愛車
初代インプレッサWRX(新車から28年目)/先代インプレッサG4 1.6i 5速MT(新車から8年目)/新型BRZ Rグレード 6速MT
趣味
茶道(裏千家)、熱帯魚飼育(キャリア40年)、筋トレ(デッドリフトMAX200kg)
好きな有名人
長渕 剛 、清原和博

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