「チョイ乗り」当然「長距離」勝負! 運転して疲労の少ないファーストカー「軽自動車」ランキングTOP5 (2/2ページ)

先進安全装備が付いていても高額すぎないのが魅力

3位 ホンダN-WGN

 続いて第3位は、ホンダN-WGN。シンプルながら愛嬌あるデザインと、実用的な使い勝手、自然吸気エンジンでも満足度の高い走りや安全性と、万全の体制が手に入る名車です。とくに、全車速追従機能付きACCを始めとする、さまざまな先進運転支援技術が全車に標準装備なので、チョイ乗り時のうっかりミスから、ロングドライブに疲労軽減まで叶えてくれるのは嬉しいところ。

 二段モードなど、買い物に便利なラゲッジは、倒せばホンダならではの低いフロアでフラットなスペースになります。ロングドライブ重視でも自然吸気エンジンで十分なので、快適装備が盛りだくさんの「カスタムL Honda SENSING」でも136万4000円と、コスパも優秀です。

2位 日産デイズ

 第2位は、日産デイズ。軽自動車としていち早く、アクセル・ブレーキ・ハンドルの全車速での制御を可能とした「プロパイロット」を搭載して、軽自動車新時代の扉を開けました。初代のデイズはあまりいい出来ではなかったのですが、この2代目は別モノです。とくに、いろんなクルマを乗り継いできた男性でも満足度が高いのが、パワーステアリングの操作感。

 他メーカーではコスト的に諦めざるを得ないような、セレナなど登録車レベルの高価な部品を使っているおかげで、操作感がよく、結果的にロングドライブをしても疲れにくくなっているといいます。エンジンは自然吸気エンジンでも十分なので、プロパイロットが標準装備となる「ハイウェイスターX プロパイロットエディション」166万6500円がオススメ。オプションでプレミアムレザーインテリアを選べば、内装のカラーコーディネートや上質感も見違えるほどになり、さらに満足度がアップするでしょう。

1位 スズキ・ハスラー

 では、栄えある第1位は、2代目となって熟成が進んだスズキ・ハスラー。アクティブなのに上質感もある走り、天井が高く広々とした室内、ガンガン使えるラゲッジと、なんでも揃ってしかもちょっとしたオフロードだって平気なのは、頼もしい限り。晴れてる日ばかりでなく、大雨の日や雪の日も走ることがあるのなら、この頼もしさは価値があるはず。初代よりも、デザインがややポップさが控えめになったところはあるものの、「遊べる軽」の楽しさは健在。

 先進の安全装備も手に入れて、死角なしと言っていいでしょう。グレードは、全車速追従機能付きACCが装備されるのがターボのみとなるため、ロングドライブの快適性も考慮すると、「ハイブリッドGターボ」145万9700円以上をオススメしたいところ。それでも150万円を下まわるのですから、コスパも言うことなしですね。

 というわけで、チョイ乗りならロングドライブまで、どちらも満足できる軽自動車をコスパランキングでご紹介しました。デイズは価格ではいちばん高価ですが、搭載されている装備を考えるとダウンサイジング候補としても優秀。次のファーストカーを検討中のファミリーのみなさん、ぜひチェックしてみてくださいね。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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