安定の人気! フォレスターの魅力とは (1/2ページ)

フォレスターの魅力に迫る!

 近年、自動車市場ではSUVが人気を集める。各社多くのモデルをラインアップし、クルマ選びに迷う人も少なくないだろう。そこでこの記事では、1997年に誕生し、2018年のフルモデルチェンジで現行型、5代目となったスバル・フォレスターについて解説したい。

フォレスターってどんなクルマ?

 フォレスターは全長4625mm×全幅1815mm×全高1715/1730mm、室内長2110/2000mm×室内幅1545mm×室内高1270mmのミドルサイズSUV。ホイールベースは2670mm、トレッドは前1565mm・後1570 mm、最低地上高は220mm。最小回転半径は5.4mだ。乗車定員は5名。

 グレードは、ガソリンのスタンダードモデル「Touring」(286万円・税込)、ハイグレードモデル「Premium」(308万円・税込)、よりアクティブさを際立たせたデザインやアイテムを採用する「X-BREAK」(297万円・税込)、そしてハイブリッドの「Advance」(315万7000円・税込)の4種類で構成される。水平対向4気筒2.5リッターDOHC直噴エンジンを搭載するガソリン車は、最高出力184馬力、最大トルク239N・mを発揮。水平対向4気筒2.0リッター直噴エンジンにモーターを組み合わせる(e-BOXER)ハイブリット車は、エンジン最高出力145馬力、エンジン最大トルク188N・m、モーター最高出力13.6馬力、モーター最大トルク65N・mとなっている。燃料は全モデル、無鉛レギュラーガソリンだ。

 駆動方式はAWDで、トランスミッションはリニアトロニック(マニュアルモード付)。タイヤサイズは「Touring」、「X-BREAK」が225/60R17、「Premium」、「Advance」が225/55R18だ。なお「X-BREAK」はオールシーズンタイヤを装着する。

 ボディカラーはクリスタルホワイト・パール、アイスシルバー・メタリック、マグネタイトグレー・メタリック、クリスタルブラック・シリカ、クリムゾンレッド・パール、ホライゾンブルー・パール、ダークブルー・パール、ジャスパーグリーン・メタリック、セピアブロンズ・メタリックの9種類が用意されている。なお「X-BREAK」はクリスタルホワイト・パール、アイスシルバー・メタリック、マグネタイトグレー・メタリック、クリスタルブラック・シリカの4種類から選択が可能で、各部にオレンジのアクセントが入る。

フォレスターの魅力とは?

 デザインにはスバルが掲げるデザインフィロソフィー、「Dynamic × Solid」(ダイナミック・アンド・ソリッド)がふんだんに取り入れられている。「Dynamic × Solid」はたくましい見た目や躍動感のある硬質でシャープなキャラクターライン、機能的な形状に美しさを融合させたモダンキュービックフォルムなどからなり、それぞれが個性を持ちながら、どのクルマであっても一目でスバル車だとわかるのが特徴だ。コの字のポジションランプは、BOXERのピストンが表現され、フロントグリルには自然界でもっとも安定したカタチだとされているヘキサゴン(六角形)を採用。スバルの六連星(むつらぼし)の意味も込められているという。インテリアについても、大胆な立体的構成で、包まれ感と広さ感を表現。それでいながらドライバーの防眩機能にまで配慮し、ミクロン単位で深さや艶をコントロールしているという。

 フォレスターは全モデルに「アイサイト」を標準装備する。アイサイト には「プリクラッシュブレーキ」、「後退時ブレーキアシスト」、「AT誤発進抑制制御 &AT誤後進抑制制御」、0km/h〜約120km/hの車速域で、アクセル、ブレーキ、ステアリング操作をアシストする「ツーリングアシスト」などの機能が含まれる。アイサイトは主な機能を「ステレオカメラ」によって実現。アイサイト搭載車は非搭載車に比べて追突事故発生率が84%減少したことがメーカーによって発表されており、また2019年度には第三者機関による予防安全性能評価で最高ランクを獲得するなど、高い安全性能を誇る。

 さらに「アイサイト・セイフティプラス」として、自車の後側方から接近する車両の存在を知らせる「スバルリヤビークルディテクション」(「Premium」、「Advance」に標準装備、「Touring」、「X-BREAK」にオプションで用意)、ハイビームの照射範囲をコントロールする「アダプティブドライビングビーム」(「Premium」、「Advance」に標準装備、「Touring」、「X-BREAK」にオプションで用意)、リヤゲートガラスの内側に取り付けられたカメラの映像をルームミラーに表示する「スマートリヤビューミラー」(全モデルにオプションで用意)、フロントグリルに装着されたカメラの映像をマルチファンクションディスプレイに表示する「フロントビューモニター」(全モデルにオプションで用意)、助手席側ドアミラーに装着されたカメラの映像をマルチファンクションディスプレイに表示する「サイドビューモニター」(全モデルに標準装備)の機能も用意されている。

 さらに注目すべきは「ドライバーモニタリングシステム」だ。インパネセンターバイザーに内蔵されたカメラがドライバーの顔を認識し、ドライバーの眠気や不注意を検知。警報音や警告表示で注意を喚起する。さらに、ドライバーが乗車すると、あらかじめ設定しておいたシートポジションやドアミラー角度を自動的に再現するおもてなし機能も備える。前回イグニッションOFFした際のマルチファンクションディスプレイ表示やメーターディスプレイ表示、エアコン設定も再現するほか、登録したドライバーごとの平均燃費も表示する。登録は最大5人まで行うことが可能だ。これは現行フォレスターにスバル車で初めて採用された機能であり、「Advance」に標準装備される。


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