500cc間隔が多い? エンジン排気量ラインアップの「刻み」が決まる要因とは (2/2ページ)

ライバルとの販売競争に勝つため独自の排気量になることも

 さらに、税制と規制という枠組みのなかで、他社との競争を考えていかなければならない。主題となるのは、出力・トルクと燃費とのバランス、さらにコストだ。それを実現するため、排気量や変速機の制御などさまざまな検討を行う。たとえば、プリウスの場合、二代目の1.5Lから三代目は1.8Lとなったが、当時の開発者によると「排気量を上げることで、アメリカでのフリーウエイ走行時にエンジン回転数を下げたい」と説明していた。

 もう1点、排気量の決め方については、エンジン研究開発者たちの設計思想も関係する。技術的には、ひとつのシリンダー内構造の設計とその配列や、シリンダーブロックの冷却効果などを鑑みて総排気量は決まるが、シリンダー内の燃焼に対するデータに基づく設計思想も排気量に影響を及ぼすことがある。

 今後ついてだが、プラグインハイブリッドなど内燃機関と電動化とのコラボが進むことで、エンジン排気量のダウンサイジングが進み、ユーザーも自分のクルマの排気量を気にすることは少なくなるだろう。


桃田健史 MOMOTA KENJI

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