街を見ると「違反者」も「勘違い」も多数! 車線変更してはいけない場所とは (2/2ページ)

違反とならない場合でも車線変更には最新の注意を!

 それでは工事や駐車車両などの障害物がある場合はどうかというと、センターラインでは、追い越しではないのではみ出すことは合法となる一方、車線の場合は本来すべてダメ (実際はそれで取り締まられることはないだろうが)。ちなみに追い越す際は、対象物に対して1mの間隔を開けないといけないので、黄色線内での追い越しはやはりほぼできないということになる。

 場所によっては白の破線と黄色など、2本のラインが組み合わせられていることもある。これは自分のいる車線から見たほうが適用されるので、白の破線側からは車線変更ができるものの、黄色線側からはできない。

 そしてわかりにくいのが、交差点内。法律的に交差点内となるのは手前30m以内からで、その中での車線変更は禁止だと思っている人が多い。しかしじつは、黄色がダメなだけ。その理由は、まず交差点内で禁止されているのは追い越しや追い抜きで、これらは対象車の前に入る行為を指す。白の実線は車線変更も可能なので問題はなく、黄色ははみ出し自体がダメなので違反となるわけだ。

 具体的には、黄色はすべてダメで、その車線に入ってしまったら、間違えたとしてもそのまま曲がったり、真っ直ぐ行くしかない。また白の実線なら、右左折を間違えて直進やその逆は可能だが、突然並んでいるクルマの前に入り込むことは追い抜き行為になるので違反になる。

 ただ、違反にならない時でも、車線変更などには危険が伴うので、ミラーなどをしっかりと確認してから行なうようにしたい。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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