クルマ好きでも思い出せない! マイナーだけど見れば驚くほど「イケてる」国産中古クーペ4選 (2/2ページ)

- 名前:
- 小鮒康一
- 肩書き:
- -
- 現在の愛車:
- 日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
- 趣味:
- 長距離ドライブ
- 好きな有名人:
- ザ・リーサルウェポンズ
最近では魂動デザインの評価が高いマツダだが、1990年代にもこれぞクーペと思える流麗なモデルをリリースしていた。それがMX-6である。
当時のクロノス(カペラの後継セダン)をベースとして誕生したMX-6は、3ナンバーサイズの伸びやかなボディと小さめなキャビンを組み合わせたクーペの王道と呼べるスタイルをもっていた。
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しかしベースがクロノスということもあり、前輪駆動のみとなったことで、クーペ=スポーツカーというイメージが強かった当時は販売が思うように伸びず、登場から3年を待たずして姿を消すことになってしまった。
一方、日本国外ではそのデザインが高く評価され、とくに北米ではコンバーチブルモデルのプロトタイプが制作されるなど高い人気を誇っていただけに、日本国内で短命に終わったのが残念な車種と言えるだろう。
これは番外編と言えるかもしれないが、クーペ=スポーティなイメージという概念を打ち砕いたモデルとして紹介したいのが、1993年に登場したセプタークーペだ。
北米ではカムリとして販売されていたモデルを日本向けにリファインしたのがじつのところのセプターは、クーペのほかセダンとワゴンもラインアップ。当時のRVブームも手伝ってワゴンは比較的売れて街なかでも見ることがあったが、クーペはほとんど見ることはなかった。
それもそのはず、クーペという名前にも関わらずセダンとほとんど同様の意匠を持ち、ただドアが2枚になっただけ。ある意味2ドアセダンと言ったほうがしっくりくる佇まいだったのだ。しかし、なぜかこのスタイルにアメリカを感じたこともまた事実。今見るとジワジワ欲しくなってしまうモデルなのである。