「レトロ」な見た目でも安心して乗れる! 「パイクカー」5台が圧倒的にオシャレだった (1/2ページ)

変わった装備やカスタムされている個体は高額なことも!

 最近の新車のデザインがどうも好きになれない。新車は高すぎて買えないけど、今見ても可愛い中古車に乗りたい。な〜んて思っている人、意外に多いんじゃないでしょうか。ちょっとレトロだけど、それが逆に新鮮だったり、燃費や安全基準などが今よりもっとユルかった時代だからこそ、作れた斬新なデザインに魅力を感じたり。「クルマには詳しくないから、見た目で選びたい」という人もけっこういるものですよね。

 そんな人にオススメなのが、1980年代〜90年代ごろにブームとなった「パイクカー」と呼ばれた可愛いクルマたちです。「パイクカー」とは、既存の市販車をベースにして、デザインにより個性や特徴をもたせて作られたモデルのこと。

1)日産Be-1

 1987年に誕生した、当時のマーチをベースとして作られた日産のBe-1が、その先駆け的存在として知られています。コロンとした丸いボディに、ちょこんと小さな丸いヘッドライトで、シンプルだけどレトロな雰囲気。インテリアはカラフルでポップ。これが老若男女に「可愛い」「おしゃれ」と人気を博し、今見てもその魅力は健在です。

 エンジンは1.0リッターで速ATと、あまり走りにパワフルさやスムースさは期待できませんが、車重が軽いので市街地メインで使う分にはそこそこ走ります。中古車価格の相場は40万円台〜80万円台くらいとなっていますが、電動キャンバストップのモデルは150万円以上の値がつくモデルもあるほど、現在でも人気があります。

2)日産パオ

 続いて人気のパイクカーは、日産パオ。こちらも3ドアハッチバックながら、むき出しのドアヒンジや、メッシュグリルにメッキの丸目ヘッドライト、ルーフレールなどがちょっとSUV的な雰囲気を醸し出す、レトロデザイン。当時のトレンドでもあったキャンバストップを採用しています。

 インテリアは、直線基調のインパネにぽんぽんと丸いメーターやハンドルがあって、レトロ可愛さ満点。エンジンは1リッターの3速AT、中古車価格は40万円台〜100万円台と幅広く、カスタムしてあったりちょっと手を入れてあるモデルだと、150万円近い価格がついていることもあります。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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