過保護は「逆効果」だった! 10万キロ超えでも元気な「エンジン」を保つ方法とは (2/2ページ)

滅多に動かさないぐらいなら過走行のほうがマシ!

 そういう意味で最悪なのは、ガレージのなかに入れっぱなしで、滅多に動かさないクルマ。クルマは動かすこと、走らせることを前提に設計されているので、大事にしまっておくだけだといつの間にか寝たきり状態の元気のないクルマに……。人間の身体と同じで、クルマだって運動不足が一番の不調の原因になる。

 なんだかんだいって、年間1万kmぐらい走ってあげるのが、一番コンディションを保ちやすい。

 そのうえで、オイル、エアクリーナー、フィルター類、LLC、Vベルト、タイミングベルトなどを定期的に(早めに)交換するのが基本中の基本。

 ガソリンなども劣化するので、給油したら半年以内には使い切りたい。

 じつはバッテリーも重要で、バッテリーが弱っているとエンジンに大きな負荷がかかったとき、電圧不足でパワーがでないことも!?

 過保護にするよりは、むしろ過走行(年間2万km以上)の方がまだましなぐらいなので、運動不足にならないようにかわいがってあげてほしい。

 なお停車したままアイドリングを続ける暖機運転は一切不要で、すぐに走り出し、水温が上がってくるまでおとなしく丁寧な走り方を心がけるといいだろう。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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