「自主規制」という名の「自粛要請」! 無意味な「280馬力規制」とは何だったのか? (2/2ページ)

2004年ついにレジェンドが280馬力を突破!

 しかし、懸案だった交通事故死者数も1989年が1万1086人だったのに対し、2001年には8757人にまで減少。同時に、輸入車には自主規制などないので、300馬力オーバーのハイパフォーマンス車がどんどん入ってくることに。そのままでは、国産車の国内販売の足かせになってしまうので、2004年6月30日、日本自動車工業会は普通自動車の280馬力規制撤廃を国土交通省に申し出た。

 もともと自主規制なので、国土交通省もノーとはいえず、280馬力規制は解禁となったのだが、その第一号車はスポーツカーではなく、ホンダ4代目レジェンド(KB1/2型 300馬力)だったというのが、いかにも日本的。

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 いま考えても馬鹿馬鹿しい規制としか思えないが、馬力の上限が規制されている間に、3リッタークラスだけでなく、2リッターターボでも280馬力が当たり前になり、馬力の数字で勝負できない分、最大トルクやドライバビリティ、ピックアップの良さなどに、力を入れるようになったことを考えると、功もなかったとはいえないかもしれない。

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藤田竜太
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