オープンカーと室内空間の広さの両方が味わえる! 4人乗りオープンカーのおすすめ5選 (1/2ページ)

レアだが使い勝手の高い4人乗りオープンカー!

 オープンカーと聞くと、2人乗りが主流のイメージがあるが、オープンカーの一部には4人乗車が可能なモデルも存在する。趣味性の高いモデルでありながらメインの一台としても使うことができる。その魅力やオススメモデルを紹介しよう。

■オープンカーの魅力

 オープンカーといえば、なんといっても直接風を感じられる開放感と人目を惹く非日常を味わえることが醍醐味だ。季節や風景を肌で感じられる爽快極まるドライブを可能にしてくれる。

 屋根を開けて走っている姿はやはり目立つ。それゆえに「カッコいいクルマ」の代名詞のひとつともなっている。好き嫌いがハッキリと分かれる車種ではあるが、一度は乗ってみたいと憧れる人が多いのも特徴だろう。

 オープンカーは布やビニール製といったソフトトップが一般的だが、なかには金属製などのハードトップを採用しているモデルも最近では少なくない。ソフトトップでは屋根を切られてしまうといったいたずらや盗難、経年劣化などによって屋根が痛んでしまう、高温多湿な日本独特の気候に合わない、ルーフがない分ボディ剛性が確保しづらいことから衝突安全性の低さといった面で不安な人もいるかもしれないが、その点はハードトップであれば問題ない。気候が良いときにはオープンに、屋根を閉めると遮音性はクーペとほぼ同等になるため、車内の会話もスムースに行える。

 また、オープンにしていると風の巻き込みが気になるところだが、ウインドデフレクターを備えているモデルも多いため、車内に風はほとんど入らず、オープンカーだからといって特別つらいこともない。むしろ、風が心地よく感じられるだろう。

■4人乗りのメリット

 2シーターのオープンカーは子どもがいる家族持ちにとっては敷居が高すぎてしまい、セカンドカーとしてしか成立しないことがほとんど。しかし、4シーターであれば、緊急時や帰省などたまの外出などで3人以上乗車することになっても、後部座席に乗せることができる。2人乗りオープンカーのデメリットとして挙げられるのが積載スペースの少なさだ。しかし、4人乗りのオープンカーでは、その点は解消されることになる。後部座席があるため荷物は後部に置いておくということが可能になるからだ。いざというときに人やモノが乗せられるのは大きなメリットではないだろうか。

■ただしオープンカーならではの注意点も

1)夏の直射日光が暑い

 オープンカーに乗ったことのない人は「夏にオープンにして乗っていれば涼しそう」と感じるかもしれないが、直射日光にさらされるだけでジリジリと暑い思いをすることになる。オープンにしているとエアコンも効かないので、高温多湿の日本ではさらに厳しい。また、雨の日も開けて走っていれば当然雨水が車内に入ってくるのでオススメできない。

2) 後部座席は狭め

 オープンカーを選ぶときにどうしても気になってしまうのは室内の広さ。屋根を開けてしまえば開放的な空間があらわれるが、雨天時や夏など閉めて走るときも多いもの。4人乗りオープンカーであっても、ベースが2ドアクーペであることから、前席は十分の広さがあるが、後部座席は狭いモデルが多い。そのため、長距離移動は厳しいと言われている。

3)開閉機能は故障しやすい

 屋根が手動で開くタイプでは、構成パーツが少ないため故障も多くないが、電動式の場合には開閉機構の故障に気をつけなければならない。開閉できなくなる主な原因となるのは、システムのトラブルやセンサーの不良、モーターの破損など。出先で天候が悪くなった場合、閉められなくなると雨が車内を直撃することになってしまう。そうなると開閉機構だけでなく、電装系が故障するリスクも合わせて背負うことになるので注意が必要だ。電動トップを採用している車両であっても、緊急事態の際に手動で開閉する方法があるため、取扱説明書などで事前に確認しておくと良い。


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