「なる早」で上手くなりたい! クルマの運転技術を短期間で向上する5つの手段 (2/2ページ)

努力すれば誰でも上達できる!

3)道具を選ぶ

「弘法筆を選ばず」というが、どの分野でも初学の者ほど道具選びは大事。できれば運転しやすくて、素直な特性を持ったクルマで練習するのが望ましい。

 それは決して特別なクルマではなく、いわゆるエントリーカーで十分。視界がよくて、コンパクトで、メーターの視認性がよく、きちんと整備されたクルマなら何でもいい。

 もちろん、マツダのロードスターや、スズキのスイフトスポーツ、トヨタの86のような、モータースポーツ入門に適したクルマなら理想的だ。

4)肩の力を抜く

 運転が苦手な人はどうにも力んで運転している人が多い。運転上達に一番必要なことは、リラックスとコンセントレーションを両立させること。

 運転が上手くなりたかったら、クルマに乗ったらまず深呼吸。そして運転中もときどき意識して肩の力を抜くこと。そうすれば視界も広がり、落ち着いて走れる。

 人は緊張すると視界が狭まり、動きがぎこちなくなり、疲れやすくなるので、呼吸が浅くならないようにし、肩の力を抜くことを心がけよう。

5)トレーニングを受ける

 上達したいなら、距離を走るのが一番というのも真理だが、自己流で経験を積んでもなかなか上手くならないのも事実。タクシーの運転手などは、ハンドルを握っている時間は長いのに、運転スキルは及第点以下という人も珍しくない。

 というわけで、短期で上達したいのならば、きちんとしたスキルアップトレーニングを受けるのが近道だ。ネットで探せば、メーカー主催のものから、プロドライバーがレクチャーする各種ドライビングスクールまでいろいろ見つかるので、自分と自分のクルマにあったプログラムを選んで受講してみるといいだろう。

 たとえば、ツインリンクもてぎのASTP(Active Safety Training Park)などは、基礎から応用、リスク体験など、非常に豊富なメニューがあり、講習車両のレンタルも可能。ホンダのドライビングスクールなので、料金も手頃でコスパは高い。

 ドライビングは、もちろんセンスもモノをいうが、理を知って数をかければ誰でもある程度は上達するもの。上達したいという気持ちを大切に、ポジティブに取り組んでいくことが重要だ。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

愛車
日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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