トヨタの超小型EV「シーポッド」が想像以上に使える! 「イロモノ」じゃないその中身とは (1/2ページ)

トヨタの超小型EV「シーポッド」が想像以上に使える! 「イロモノ」じゃないその中身とは

EV普及に向けた取り組みとして誕生した

 トヨタが昨年末に発売した超小型EVコミューターがシーポッドだ。ボディサイズは全長2490×全幅1290×全高1550mm、ホイールベース1780mmと、軽自動車より小さく、なんとプリウス1台分の駐車スペースに2台置けるミニマムサイズで、駐車スペース難にも対応。最小回転半径は軽自動車よりずっと小まわりが効く3.9m。狭いスペースでの移動、駐車も容易である。加えて、全高1550mmということは、立体駐車場に入る高さということだ。なお、乗用定員は2名に割り切られている。

 気になるバッテリー容量は9.06kWh、リヤ駆動のモーターは12.5馬力、5.7kg-m。最高速度60km/h、一充電走行距離は高速走行を含まないWLTCモードで150km。充電時間は割安に設置できる200Vの普通充電で約5時間、家庭用のコンセントで使える100Vの普通充電で約16時間となる。

【関連記事】航続距離の短さなんてネガじゃない! ガソリン車じゃあり得ない電気自動車のメリット4つ

充電のイメージ画像はこちら

 トヨタの電動車らしいのは、プリウスなどにも装備される、災害時にも役立つAC100V/1500Wコンセントを備えていることだろう。ラゲッジスペースは、ミニマムなボディサイズとはいえ、2人乗りであることから、見た目以上に広いのも特徴だ。具体的には奥行と幅こそ335mmと619mmながら、軽乗用車とそれほど変わらない寸法でもある。ちなみに高さは767mmとたっぷりある。

AC100V/1500Wコンセント画像はこちら

 こうした超小型EVをこの時期に登場させたのは、まず販売対象となっている法人や自治体に対する、世界で加速する脱炭素時代、EV普及に向けた取り組みが狙いだろう。さらに観光地などでのEVカーシェアリングも視野に入れているということは、東京オリンピックでの需要を見込んでのことだとも想像できる。

 実際、超小型EVのシーポッドを使うとすれば、高速道路を使用しないシティコミューターとしての用途に限定されるものの、たとえば三菱アイミーブがそうであったように、宅配、郵便配達など、毎日走るルートが決まっていて、その距離も短い業務用としての使い方に向いているのは当然だ。

i-MiEV画像はこちら

画像ギャラリー