夏にトラブルが「急増」! 高額で交換の負担も大きい「バッテリー」の「寿命を縮める」NGな乗り方とは (2/2ページ)

停車時にエアコン、ライト、オーディオをオフにするのも効果的

 メンテナンス機能の付いたバッテリー充電器は、バッテリーを自動的に検測して、充電情况によって電流を調整するタイプの充電器。過充電になる心配がないので、1~2カ月に一度、これで満充電にしておくと安心。さらにサルフェーション除去機能などがついた充電器を使えば、よりバッテリーの寿命が延ばせるはずだ。

 反対に急速充電は大敵で、バッテリーを傷める原因になるのでなるべく避けたい。

 あとは、エンジン停止中にエアコン、ライト、オーディオをオフにするのもポイント。アイドリングストップ付きのクルマなら、アイドリングストップをオフにするとバッテリーが長持ちする(スターターが一番バッテリーに負担をかける)が、その分燃費は悪くなるので、トータルだとメリットは期待できない……。

 ちなみに、エアコンやオーディオのスイッチを入れたままエンジンを止め、そのままスターターを回しても、スターターが回っている間は、アクセサリーとイグニションの回路には電気が流れない仕組みになっている(バッテリーの負担を減らすのと、点火系の電圧低下を防ぐため)。またバッテリー端子部の点検・清掃もバッテリーを長持ちさせるコツ。

 そしてオルタネーターのコンディションもバッテリーの寿命を左右するので、バッテリーが弱る夏と冬の前に、ディーラーや大手カー用品店、ガソリンスタンドなどで、専用テスターによるバッテリーの健康診断を受けつつ、オルタネーターの発電具合もチェックしてもらおう。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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