経年で雨漏りの不安! 走りにもマイナスの影響! 人気装備の「サンルーフ」がもつ意外なデメリットとは (1/2ページ)

車内が高温になったり劣化しやすい!

 1980年代から1990年代にかけて、豪華装備として人気だったのがサンルーフだ。ちなみに日本車初はホンダのN360で、手動で開閉するキャンバストップだった。

 その後、今のような電動が、同じくホンダのプレリュードに初採用された。トヨタスポーツが採用したいわゆるタルガトップはあったものの、屋根が開くというのは画期的かつ、未体験のことで、デートなどにももってこい。なんと後付けのサンルーフというのがあったほどだ。また、実用的なメリットとしてはタバコの煙など、換気しやすいというのはあった。

 サンルーフはもちろん今でもあって、ダイハツのタフトは大面積をウリにしているし、最近は若干減ったものの、ヨーロッパ車でも装着率は高い装備だ。前後で開くなど、こちらも面積が大きいが、これは日照時間の短さをカバーする日光浴の文化によるもので、できるだけ太陽光を浴びたいという欲求のあらわれとされている。ちなみに、開閉はしないものの、ほぼルーフすべてがガラスというルーフもあるが、理由は同じだ。

 では、デメリットはないのかというと、いろいろとあって、当然のことながら価格が高くなる。オプションで設定されている場合、だいたい10万円高といったところだろうか。メーカーオプションとなるので、生産も手間と時間がかかるから、納期についても長くなりがちだ。

 さらにガラスなので、日光が直接入ってくるため、車内は熱くなりがち。ガラスだけでなくて、スライドするシェードが内側に付いていても断熱材が中に入るわけではないので、どうしても熱は侵入してくるのは仕方がないだろう。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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