まるで黄色しかない信号! 中央分離帯で見かける「交互に点滅するライト」の正体とは

中央分離帯への衝突などの事故を防ぐ役割がある

 道路の中央分離帯などに設置されていて、2つの黄色いランプが交互に点灯する信号のようなアレって一体?

 アレは「ブリンカー・ライト」もしくは「ブリンカー・フラッシュ」という名称で、「分岐点用点滅灯」とも呼ばれている。

「分岐点用点滅灯」という名前の通り、一般道や高速道路の中央分離帯に設置することで、中央分離帯への衝突などの事故を防ぐ役割がある。

 普通の信号機は地元の公安委員会が設置することになっているが、ブリンカー・ライトは、国や地方公共団体などの道路管理者が設置する。

 設置基準は視線誘導標設置基準によって定められていて、直線では左側路側、曲線では曲線外側か中央分離帯への誘導標設置するのがルール。

 道路交通法に基づく信号機と違い、減速したり、一時停止するような義務が生じるわけではないので、ブリンカー・ライトを見かけたら、分離帯などにぶつからないよう、注意して走ればOK。

 ちなみに標準的なブリンカー・ライトは、直径が約200mm、明るさが200cdほど。LEDを使った省エネタイプや、太陽電池パネルのついたものなども増えてきている。

 また、逆走や誤進入を防ぐために、黄色の点滅ではなく、赤色のタイプも見かけることがあるはずだ。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

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