確実に効果はアリ! それでも謎の多いクルマの「リサイクル料金」の中身とは (1/2ページ)

エアバッグやフロン類などの処分料となっている

 2005年1月から施行された自動車リサイクル法により、クルマのリサイクル処理に必要な費用は、クルマの所有者が購入時に負担することになっている。

 このとき支払うリサイクル料の内訳を知っているだろうか?

 クルマのリサイクル料は、購入した車種や支払った時期で払う内容や額が変わってくるが、6000円~1万8000円程度。(個別の金額は、「公益財団法人 自動車リサイクル促進センター」のホームページ(自動車リサイクルシステム)や、各自動車メーカーのホームページで確認できる)

 その内訳は、シュレッダーダスト、エアバッグ類、フロン類の処分料となっている。

 フロン類料金については、エアコンが壊れて効かないというクルマであっても、カーエアコンの配管やゴムホースに裂傷や穴開きがなくコンデンサーが破損していなければ、確実にフロンガスが抜けているという保証ができないことからフロン類回収業者は取外回収作業を行なうので、費用は必要になる。

 エアバッグ類料金には、「エアバッグ」と事故時にシートベルトを瞬時に固定する「シートベルトプリテンショナー」も対象に含まれているので、装備されている「エアバッグ」と「シートベルトプリテンショナー」のうち、いずれか1つでも作動していないエアバッグ類がある場合は、その分の料金は必要となる。ただし、すべての「エアバッグ」と「シートベルトプリテンショナー」が作動していることが確認された場合は、エアバッグ類料金は不要。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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