明暗クッキリ! 別モデルの如く「大胆イメチェン」を行った5車種の顛末 (1/2ページ)

イメチェンは売り上げアップの最重要な要素だ!

新車には、先代から大きくイメチェンして成功したケース、あるいはその逆のケースがあったりする。また、新車デビュー時に、すでに次のマイナーチェンジについてある程度決められていることも少なくなく、それは新型車のデビュー時に、開発陣がやりたかったことが100%実現されていないこともあるだろうし、時代に合わせた改良も必要になり、マイナーチェンジで大胆なイメチェンが図られることもある。

ここでは、大胆なイメチェンを果たした新型車、マイナーチェンジモデルにスポットを当て、その成功の可否を検証してみたい。

1)ホンダ・ヴェゼル

大胆なイメチェンで成功した例で言えば、直近ではホンダ・ヴェゼルが好例だろう。欧州プレミアムSUVに迫る水平基調のエクステリアデザインのスタイリッシュさはもちろん、ボディ同色のフロントグリル=顔つきは、ヴェゼルとしてまさに大胆すぎるイメチェンだ。

しかも、インテリアもデジタルコクピット化され、ホンダコネクトによるコネクテッド機能も満載し、最先端のコンパクトSUVに進化。結果、売れに売れて当然。わかりやすいイメチェンの成功例だろう。

2)トヨタ・カローラスポーツ

新型車で言えば、2018年のニューヨーク国際モーターショーで初披露された12代目となるトヨタ・カローラ(カローラスポーツ)の大変身ぶりも注目に値する。何しろカローラ初の3ナンバーボディ専用車となり、顔つきを含め、こう言ってはなんだが、これまでのカローラとは別次元のカッコ良さを備えてのデビューだったのだから驚かされた。

とくに、セダンやワゴンに先駆けて発売されたハッチバックスタイルのカローラスポーツは、オーリスの後継車でもあり、デザインだけでなく、走りにもこだわったカローラなのである。

街中や高速道路、郊外ですれ違うと、思わすハッとさせられるぐらいの存在感さえあるほどで、まさに大胆すぎるイメチェンを果たし、成功した例と言っていいだろう。


青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
趣味
スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

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