ターボ車のキモ「インタークーラー」! エンジンの前か上かクルマによって「置き場所」が違うワケ (2/2ページ)

前や上だけじゃなく、中置きも水冷もあった!

2)上置きインタークーラー

・長所
パイピングが短くて済むのでレスポンスがいい。
オーバーハング内の重量を増やさないで済む
ショートオーバーハングのクルマに向いている(スペースの関係)

・短所
ボンネットにエアダクトが必要
重心が高くなる
大型インタークーラーには不向き

 こうした理由から、水平対向エンジンでエンジンの上に空間的余裕があるスバル車や、全長に限りがあって設置場所が限られる軽自動車などは、上置き式が多い。一方、ハイパワー車やレーシングカーには、高速域で冷却効率のいい前置き式が選ばれる。

 余談だが、ラジエターの前ではなく、ラジエターの後ろにインタークーラーを持ってくる「中置き」というスタイルもある。

 これは純正採用ではなく、チューニングの手法で、前置きよりもパイピングが短くなってレスポンスが向上し、オーバーハング重量の軽量化につながるのがメリット。

 その代わり、インタークーラーの冷却効率は落ちて、エンジンルームに熱気も溜まりやすくなる。取り付けスペースも限られていて、直6エンジンなどでは難しい。またキットもないので、ワンオフになり、費用がかかる。

 ちなみにトヨタのC-HRやVW、メルセデス・ベンツなどで、水冷インタークーラーを採用する車種も出てきていている。

 水冷式は部品点数などは多いが、コンパクトでレイアウトの自由度も高いので、これから増えてくるかもしれない。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

愛車
日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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